出版社内容情報
反権威の申し子デュルの第二エッセイ集。自らの生きざまを赤裸々に語り,自著への批判・攻撃に対してユーモアをもって答え,エリアスを論じて自身の方法論を示す。
内容説明
権威におもねらず、常識にこだわらず、時には野卑・時には傲慢な発言の陰に澄み切った“いたずらっ子”の瞳が光るデュルの世界へご招待。
目次
われらクリーン・アクローレ族(1979)
男どものファンタジー(1980)
世界更新と世界呪詛(1983)
巨人の上着のポケットの中で―ウルリヒ・グライナーの論争『文明化の過程の理論は解決されたか?』に対する回答(1988)
中世の娼婦たち(1989)
公衆の面前での裸体と肉体の祭儀―古代ギリシア人とヌバ族を例にして(1989)
戸外で朝食を―ベルリン科学コレークの火曜日のコロキウム(1990)
私の愛読書(1994)
泥棒・墓・学者(1994)
新聞への報知(1995)
われわれは野蛮人か?(1988)
生け垣の上で、あるいは椅子の間で(1989)
近代社会の野蛮化(1992)
ポリティカル・コレクトネス―徳というテロ(1994)
水中に没した都市(1994)