出版社内容情報
近代合理主義の思想的展開を跡づけ,前近代の人々の生活と調和した自然観を取り込んだ「エコロジー的世界観」の基本原理を明確に示す。壮大な生態学的ヴィジョン。
内容説明
近代合理主義の思想的展開を跡づけ、前近代の人々の生活と調和した自然観を取り込んだ「エコロジー的世界観」の基本原理を明確に提示する。
目次
エコロジーは知識の統合された組織である
エコロジーは自然法則の確立をもとめる
エコロジーは自然の組織をガイアの文脈で研究する
エコロジーは全体論的である
エコロジーは目的論的である
エコロジーは出来事をその時間的空間的階層構造内での役割で説明する
基本的な知識は継承される
基本的な知識は言葉では表現できないもので、それには主として直観により、美的感覚を通して接近する
エコロジーの知見は心的知識を組織することで確立される
心には指示の階層構造的な組織化と、それと提携するモデルないし力動的な地図が含まれている〔ほか〕