出版社内容情報
人間の行動と社会に関するテーマを貫き,文芸批評家,哲学者,言語学者にして社会学者と多彩に活動したその知的思考の集成。編者の詳細な序章を加えたバーク読本。
内容説明
文学・哲学・言語学・社会学など様々な学問的領域を横断した思考を展開、人間行動と社会の究明に向けて独創的な批評体系を構築するバークの知的彷徨の軌跡。
目次
1 社会行動の形式
2 象徴的行動としての言語
3 劇学の分析
4 修辞的行動
5 弁証法的方法
6 象徴と社会秩序
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぷほは
5
バークの用語集、というか彼が使うキーワードについて書かれた文章を集めて収録した初学者向けの事典といったところか。やりたいことは分かるし序文の解説はずいぶん助かるけれど、バークのようにその時々で言うことがしょっちゅう変わってそうな人の文章を項目ごとに並べても、むしろ混乱するのであって、時系列順に著作を読んでいくのがやはり一番の近道な気も。序文も社会学に寄せすぎで、マンハイムのイデオロギーやミードのコミュニケーションやゴフマンの演技との関係性は整理できても、ロマン主義芸術との関係とかも、もう少し知りたかった。2018/03/12
象
2
アイロニーと弁証法 の章を読んだ。 隠喩、換喩、提喩、アイロニー 各々の喩法は、実は繋がっており、明確な区分がない、とのこと。学生の時、どなたかの発表で同じことを聞いた気がしたが、なんの課題での発表だったか思い出せない。2018/06/28