出版社内容情報
〈政治的正義〉の理念の構築を目指しプラトンからホッブズ,ロールズらを論考,その原理に基づき法と国家の哲学的正当化を企図。ありうべき国家のかたちをも展望。
内容説明
法と国家の正当性を道徳的・批判的に判定するための理念〈政治的正義〉の構築を目指し、実証主義・アナーキズムを懐疑的に考察し、プラトン、アリストテレスからホッブス、カント、ロールズらを論考。その原理に基づき法と国家のラディカルな政治的正当化を企てる。ありうべき〈国家のかたち〉をも展望。
目次
第1部 政治的正義のパースペクティブ―法実証主義・国家実証主義に対する批判
第2部 支配からの自由か、正しき支配か?―アナーキズムに対する批判
第3部 自由の共同社会の原理としての政治的正義