出版社内容情報
ホメロスから映画「ランボー」まで,さまざまな戦争の〈物語〉が生み出してきた戦争認識と硬直した男女像を解体し,女性として,母親として戦争と人間を問い直す。
内容説明
『イーリアス』から映画『ランボー』までさまざまな戦争の〈物語〉が生み出した戦争認識と女性像・男性像を解体しつつ、女性として母親として戦争と人間を考える。
目次
序章 美しき魂・正義の戦士―戦争の誘惑
非兵士の話―一つの実例
第1部 武装した市民的美徳(戦争と政治の言説―ギリシアから現代まで;市民的美徳の実例;市民的美徳を武装解除する試み)
第2部 生命を与える者・生命を奪う者―歴史に見る性差(女性―猛々しい少数者・非戦闘的多数者;男性―戦闘的多数者・平和的少数者;戦士でもなく犠牲者でもなく―男性、女性、そして市民生活)