叢書・ウニベルシタス<br> 夢の時―野生と文明の境界

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叢書・ウニベルシタス
夢の時―野生と文明の境界

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  • サイズ B6判/ページ数 558,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588003806
  • NDC分類 389
  • Cコード C1338

出版社内容情報

魔女は本当に空を飛べたか? 文明が生み出したさまざまな概念を覆すべく,時空を超えて未開.異界に踏み込み,文明に馴致された存在としての自身を認識する試み。

内容説明

魔女は本当に空を飛べたか…?文明が生み出したさまざま既成概念を覆すべく、時空を超えて未開・異界を行く旅。

目次

1 魔女の膏薬―サバトへの飛行用の薬か、悪魔の詐術用の薬か
2 女たちの牝獅子から夜行する女たちへ
3 大地のヴァギナとヴェーヌスの山
4 野生の女と人狼
5 悪魔の烙印を押された官能―とりわけ女性の官能をめぐって
6 狼、死、民族学者の島
7 さかしまの世界―あるいは「どの鶏肉にも鍋」
夏の夜の夢?
9 飛ぶのがこわい
10 コヨーテのほんと半分、嘘半分―あるいはカスタネダとアメリカ変衆国
11 夢の時と夢の旅
12 学問専用道路

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

プロメテ

11
主題がよく掴めなかった。おそらく終末像として本書を紐解くべきではなかったのだろう。備忘録。根底への死、それはたんに人間のみならず森羅万象生きとし生けるものすべての根源へと遡らざるを得なかった。このような認識の行為は同時に愛の行為でもある。中略 根源とは罪とは無縁である。規範のもはやないところには、規範の越えようがない。そして根源の認識とは、事物相互の隔たりを解消することにほかならなかった。中略 魔術的儀式とは むしろ、生にとって脅威であると同時に生の前提でもある、宇宙的危機への参入なのである。2023/12/03

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