出版社内容情報
分子生物学の立場から,生物体において排除されるノイズの自己組織化の理論を展開し,遺伝.情報理論.カタストロフィ理論の人類学・社会学等への応用の道を開く。
内容説明
幼時にユダヤ教の洗礼を受け、大戦中の受難の時期を経て生物学者となった著者が、生物体の自己組織化(排除されるノイズを介した秩序の形成)を論じつつ遺伝、情報理論、カタストロフィ理論を縦横に展開し、人類学、社会学、精神分析などへの応用の道をひらく。
目次
序 結晶と煙
第1部 無秩序と組織化 ノイズによる複雑さ
第2部 魂、時間、世界
第3部 近くにあるものと次にくるもの
第4部 信仰、法則、自由意志、所属