出版社内容情報
内面性の顕揚,外面性の破棄という伝統的価値規定を批判的に検討し,多様な領域の業績分析を通して徹底した〈内面性否定〉を打ち出したダゴニェ後期哲学の代表作。
内容説明
形式と内容、器官と機能、皮膚と内臓、表層と内奥等々の二元論的概念構制を、生物学・医学・観相学・美術・心理学などの現代の多様な領域における業績分析を通して切り崩し、伝統的な概念偏向(内面性の顕揚、外面性の破棄)に徹底した反論を展開しつつ《表層》の復権を目指すダゴニェ後期哲学の代表作。
目次
第1章 一般形態学
第2章 生体器官学
第3章 観相学の功罪
第4章 肖像画の教えるもの
第5章 生物学的精神医学のために