出版社内容情報
森林破壊.廃油汚染・核の危険など工業発展に伴う環境の死を1920年代に警告した勇敢な先駆者達の運動の痕跡を追い,生態平和運動がはらむ諸問題と今後を展望。
内容説明
森林破壊・廃油汚染・核の危険性など工業発展に伴う環境の死を早くも1920年代に警告した勇敢な先駆者たちのエコロジー的感受性とその運動の痕跡を追い、生態平和(エコパクス)運動がはらむ諸問題と今後を展望する。
目次
序文 エコロジー思想の歴史性の欠如に抗して
第1章 ブルジョア的な反近代主義から民族主義的なエコ近代主義へ
第2章 労働者と自然、あるいは「もう一つの進歩」
第3章 生態平和の宗教的ビジョンとエコトピアの場所
第4章 ワイマール時代の急進的なエコ社会主義―「入植行動」
第5章 オールタナティヴなエコ無政府主義―「自然革命」
第6章 「ガンジー行動の人びと」
第7章 緑の人びと―それは新しき革袋のなかの古き葡萄酒なのか
補章 パウル・ロビーンの自伝について