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出版社内容情報
ギリシア神話,形而上学的哲学からロマン主義文学,精神分析学にわたる広大な文化空間において〈錯覚〉と〈分身〉のテーマをさぐり,その基本的構造を解き明かす。
内容説明
人間が〈錯覚〉によって現実を二重化し、現実にかわる〈分身〉をつくりだす表象作用をギリシア悲劇、形而上学的哲学からロマン主義文学、精神分析学にわたる広大な文化空間において検討し、〈実在の哲学〉の立場から〈錯覚〉と〈分身〉の基本的江造を解明する。
目次
1 神託の錯覚―事件とその分身
2 形而上学的錯覚―世界とその分身
3 心理学的錯覚―人間とその分身(「私とは他者である」;愚かさについて;分身の放棄と自己への回帰)