出版社内容情報
『要綱』から『資本論』にかけての変化・発展を精細に探求,認識論的マルクス読解(アルチュセール)と主体主義的読解(ルフェーブル)とを統合させた哲学的論考。
内容説明
『要網』から『資本論』にかけての変化・発展を精細に探究し、労働力・階級・賃労導者・生産・イデオロギー等々の体系的諸カテゴリーを政治的‐経済的なものとして根本的に読み直す。認識論的なマルクス読解(アルチュセール)と主体主義的読解(ルフェーブル)とを統合させた現代フランス気鋭の哲学論考。
目次
序論
第1章 予備的な方法論的考察
第2章 量としての価値
第3章 社会的‐政治的概念としての価値
第4章 労働力の価値と価格
第5章 生産諸関係と階級諸関係
第6章 叙述の端初と展開
第7章 叙述の方法とヘーゲルの遺産
第8章 『資本論』におけるイデオロギーの理論化
第9章 価値形態論
第10章 経済一般と史的唯物論