出版社内容情報
文学の展開を社会・経済さらに政治の変動との相互関連から考察。伝統的方法で欠落した亡命文学をはじめ諸ジャンルが豊饒に照明される。
内容説明
社会、経済、さらには政治の変動を理論的に構造化して把握しつつ、文学の発展・展開をそれらとの相互関連において考察する。既成の文学史的方法によって見過ごされ、欠落してきたファシズム文学・亡命文学・労働者文学・マスメディア文学等々が豊饒に照明される。
目次
第5章 亡命文学(迫害、逃亡、国籍剥奪;1933‐35年。出版企業の新設;1935‐39年―文学的人民戦線結成への努力;1939‐45年。1つの時代の終焉)
第6章 DDRの文学(反ファシズム的‐民主主義的な出発点から;〈ビッターフェルトの道〉の文学から現在まで)
第7章 連邦共和国における文学(復興期の文学;経済不況下の文学、新左翼と〈流れの変化〉)