出版社内容情報
生きた労働から行為の体系へ/マルクス論??『要綱』の思考を行為分析論の視座から読み直し,現象学的マルクス読解に再検討を加えつつ新たな理論の構築を試みる。
内容説明
ポール・リクールに代表される解釈学的行為理論の試みを大胆に『経済学批判要綱』に適用し現代の思想状況に新たな理論を構築する。マルクスの労働論を読み直しつつ、労働の現象学と行為分析論との接合を目指す野心作。
目次
1章 現象学的記述―労働の行為
2章 概念分析・労働の言語
3章 解釈学と認識論―労働から体系へ(有機的共同体;貨幣;資本;普遍的共同体幻想)