叢書・ウニベルシタス
ガリレオ研究

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  • サイズ B6判/ページ数 479,/高さ 20X15cm
  • 商品コード 9784588002311
  • NDC分類 423.02

出版社内容情報

アリストテレス以降の科学史を展望し、デカルトやコペルニクスの学説との比較を基礎に、ガリレオの実験と発見の意義を考察、ガリレオ像の転換を促す。(初版:1988年)
【目次】
〈第一部 古典科学の夜明け〉序説 第一章アリストテレス 第二章中世の議論 第三章インペトゥスの自然学 第四章ガリレオ 〈第二部 落体の法則ーデカルトとガリレオ〉序説 第一章ガリレオ 第二章デカルト 第三章ガリレオ再説 結論 〈第三部 ガリレオと慣性の法則〉序説 第一章コペルニクス説の自然学的問題 第二章『二大世界体系についての対話』と反アリストテレス主義の論争 第三章ガリレオの自然学 結論 〈補遺 重さの除去〉 Aガリレオ主義者たち  Bデカルト

目次

第1部 古典科学の夜明け(アリストテレス;中世の議論―ブオナミーチ;インペトゥスの自然学―ベネデッティ;ガリレオ)
第2部 落体の法則―デカルトとガリレオ(ガリレオ;デカルト;ガリレオ再説)
第3部 ガリレオと慣性の法則(コペルニクス説の自然学的問題;『二大世界体系についての対話』と反アリストテレス主義の論争;ガリレオの自然学)

感想・レビュー

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ガリレオのなした知的革新はいったいどのようなものだったといえるのか。落下物の加速について、なぜデカルトとガリレオは同じ間違いを犯したのか。なぜその後にガリレオは落体の法則に到達することができたのか。しかし、ここまで古典科学の入り口を開きながら、なぜガリレオは慣性の法則までたどり着くことなく、デカルトを待つことになるのか。現在からすると自明すぎて、油断すると単線的な進歩史観に単純化され軽視されがちな古典科学の黎明期の謎を、当時の知の世界とともに鮮やかに読み解く。科学史の魅力をいかんなく伝えるすばらしい傑作。2011/01/31

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