出版社内容情報
アドルノの若き日の作曲の師であったベルクへの人間的・作品的回想、およびベルクの最も円熟かつ完璧性をもった《弦楽四重奏のための叙情組曲》に耳を傾ける「音調」の章を前半に据え、代表作オペラ《ヴォツェック》をはじめとする楽曲分析を通して、シェーンベルクの系列に連なりながらきびしい凝縮への意志を核としたウェーベルンに対比させ、あやうい均衡を保ちつつしなやかな拡大への志向をはらむベルク音楽の全貌を伝える。 <初版1983年>
アドルノの若き日の作曲の師であったベルクへの人間的・作品的回想、およびベルクの最も円熟かつ完璧性をもった《弦楽四重奏のための叙情組曲》に耳を傾ける「音調」の章を前半に据え、代表作オペラ《ヴォツェック》をはじめとする楽曲分析を通して、シェーンベルクの系列に連なりながらきびしい凝縮への意志を核としたウェーベルンに対比させ、あやうい均衡を保ちつつしなやかな拡大への志向をはらむベルク音楽の全貌を伝える。 <初版1983年>