出版社内容情報
先住民族アイヌのことをどれだけ知ってますか?
アイヌを先住民族と位置付ける「アイヌ新法」制定、大人気アニメ「ゴールデンカムイ」などアイヌへの注目が高まる中、2020年4月ウポポイ(国立アイヌ民族博物館、国立民族共生公園、慰霊施設などからなるアイヌ文化復興・創造の拠点の総称)が北海道白老町に誕生する。本書は神や自然と共生するアイヌの歴史と文化について、貴重な歴史図版や豊富なカラーイラストとともに解説。NO.1月刊「歴史人」から誕生した歴史新書です。この1冊でアイヌの歴史と文化が分かります!
【内容】
1章 アイヌの基本知識を知る
2章 古代から中世のアイヌを知る
3章 近世アイヌの生活文化を知る
4章 近現代のアイヌを知る
内容説明
「自然と共生し、神々と生きる人びと」「狩猟採集を中心とした生活をし、先祖から伝わる独自の文化を守る人びと」といった神秘的な存在、あるいは見習うべきエコロジカルな文化を持つ人びと、といったイメージを強調して描かれる場合も少なくない。確かに、独自の伝統文化や精神世界は、アイヌ文化の魅力的な一つの側面ではあるだろう。だが、真実のアイヌの姿はそれにとどまらない。今こそ知りたい!「民族×文化×歴史」アイヌのすべて。豊富な写真・イラスト約100点収録。
目次
1章 アイヌ民族と和人
2章 カムイの章
3章 モシリの章
4章 アイヌの章
5章 ヤウンモシリの縄文文化とそこに住む人びと
6章 古代・中世国家と北方世界に住む人びと
7章 幕藩体制に組み込まれたアイヌ民族
8章 日本政府によるアイヌ民族同化政策
9章 戦後民主主義の中でのアイヌ民族
著者等紹介
北原モコットゥナシ[キタハラモコットゥナシ]
1976年生まれ。北海道大学アイヌ・先住民研究センター准教授。専門はアイヌの宗教文化、口承文芸。祭具や神話に関する、アイヌ社会内・周囲の社会との比較研究を行う
谷本晃久[タニモトアキヒサ]
1970年生まれ。北海道大学大学院文学研究院教授。専門は日本近世史。近世蝦夷地をフィールドとしたアイヌ社会・和人社会により構成する在地社会史の研究を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
チョコ
AICHAN
軍縮地球市民shinshin
mahiro
tellme0112