内容説明
人間が加工してつくる道具やモノ、その形は、どうやって進化してきたのか―この問いに、要求される機能に沿って、と答えるのでは不十分。実用品の変化は、それが出来ることではなく、出来なかったこと、不具合や失敗の線を軸に歴史を刻んできた―デザインと技術の歴史に豊富な事例をもって新しい視点を据えつけ、“失敗”からのモノづくりを教える著者の代表作。
目次
フォークの歯はなぜ四本になったか
形は失敗にしたがう
批評家としての発明家
ピンからペーパークリップへ
瑣末なモノもあなどれない
ファスナーが生まれるまで
道具が道具を作る
増殖のパターン
流行とインダストリアル・デザイン
先行するモノの力
開けるより封じる
ちょっと変えて大儲け
良が最良よりも良いとき
つねに改良の余地がある
著者等紹介
ペトロスキー,ヘンリー[ペトロスキー,ヘンリー][Petroski,Henry]
アメリカの工学者。1942年生まれ。デューク大学教授を務める
忠平美幸[タダヒラミユキ]
神奈川県出身、早稲田大学第一文学部卒業。同大学図書館司書を経て、現在は翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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