内容説明
戦後アメリカに始まった音楽ムーブメントは、ビートルズの登場によって爆発的に拡がり、テクノロジーの快感を呼び込みながら人々の心の作動のしくみを変えてしまった。T.ピンチョンとG.ベイトソンを洞察の軸に据え、60年代に表出した巨大な変化の全体像をさぐる、記念碑的ポップカルチャー論。
目次
1 夢とウソのロックンロール
2 時の生態学
3 重工業人間の終焉
4 シックスティーズの引き潮
5 資本主義の弾みかた
6 ラバーソウルの文学
著者等紹介
佐藤良明[サトウヨシアキ]
1950年、山梨県生まれ。東北大学理学部物理学科中退、東京大学文学部英文学科卒業。同博士課程中退(アメリカ小説専攻)。現在、東京大学教養学部教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。