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アドルノ 音楽・メディア論集

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  • サイズ B6判/ページ数 356p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784582702415
  • NDC分類 760.4
  • Cコード C0036

内容説明

頽落する近代への批判なのか、近代を権威とする反動なのか。アドルノ音楽社会論の初期モティーフからその臨界点まで、未訳の論考をオリジナルに編み、新たなアドルノ像を提示。

目次

音楽の社会的状況によせて(一九三二年)
流行歌分析(一九二九年)
ポピュラー音楽について(一九四一年)
ラジオ・シンフォニー(一九四一年)
ラジオ音楽の社会的批判(一九四五年)
レコード針の溝(一九二七年/一九六五年改訂稿)
レコードのフォルム(一九三四年)
オペラとLPレコード(一九六九年)
テレヴィジョンの音楽は鳴りもの入りの空騒ぎ(一九六八年)
専門馬鹿が質問に答える(一九六八年)

著者等紹介

アドルノ,テオドール・W.[アドルノ,テオドールW.][Adorno,Theodor Wiesengrund]
1903~69。フランクフルトのユダヤ系の商家に生れ、1922年からフランクフルト大学で哲学・社会学を学び音楽批評を始める。ナチス台頭の時代、哲学、社会、芸術に関する批判的な著作活動を開始。38年アメリカに亡命するが、49年ドイツに帰国し、フランクフルト大学の哲学・社会学教授、後に同大学の社会研究所所長となる

渡辺裕[ワタナベヒロシ]
1953年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科・文学部教授。音楽学専攻

村田公一[ムラタキミカズ]
1950年生まれ。芸術文化学博士。関西学院大学・大阪電機通信大学・同志社女子大学非常勤講師。ポピュラー音楽研究・大衆感覚論専攻

舩木篤也[フナキアツヤ]
1967年生まれ。東京芸術大学・埼玉大学・共立女子大学・文京学院大学非常勤講師。ドイツ文学・思想専攻

吉田寛[ヨシダヒロシ]
1973年生まれ。国立音楽大学、同大学院非常勤講師。日本学術振興会特別研究員(東京大学)。美学・芸術学専攻
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しゅん

11
録音芸術についてはずっと批判的だと思っていたら晩年にはLPレコードを評価していることがわかった。断片的聴取の話など、ストリーミング時代の今でも十分に通じちゃう射程のながい議論で、ポップミュージックの必読書であることには違いない。レコードの溝に視覚的表現を夢見た人が多い中でアドルノは冷ややかだったという話はなんだかほほえましい。2020/05/23

粟谷佳司

2
オーディエンス論のために。2009/11/04

粟谷佳司

1
「ポピュラー音楽について」を音源とともに読む。2009/10/25

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