昭和史―1926‐1945

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  • サイズ B6判/ページ数 509p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784582454307
  • NDC分類 210.7
  • Cコード C0021

出版社内容情報

昭和史の根底には“赤い夕陽の満州”があった―日露戦争に勝った意味
昭和は“陰謀”と“魔法の杖”で開幕した―張作霖爆殺と統帥権干犯
昭和がダメになったスタートの満州事変―関東軍の野望、満州国の建国
満州国は日本を“栄光ある孤立”に導いた―五・一五事件から国際連盟脱退まで
軍国主義への道はかく整備されていく―陸軍の派閥争い、天皇機関説
二・二六事件の眼目は「宮城占拠計画」にあった―大股で戦争体制へ
日中戦争・旗行列提灯行列の波は続いたが…―盧溝橋事件、南京事件
政府も軍部も強気一点張り、そしてノモンハン―軍縮脱退、国家総動員法
第二次大戦の勃発があらゆる問題を吹き飛ばした―米英との対立、ドイツへの接近
なぜ海軍は三国同盟をイエスと言ったか―ひた走る軍事国家への道
独ソの政略に振り回されるなか、南進論の大合唱―ドイツのソ連進攻
四つの御前会議、かくて戦争は決断された―太平洋戦争開戦前夜
栄光から悲惨へ、その逆転はあまりにも早かった―つかの間の「連勝」
大日本帝国にもはや勝機がなくなって…―ガダルカナル、インパール、サイパンの悲劇から特攻隊出撃へ
日本降伏を前に、駈け引きに狂奔する米国とソ連―ヤルタ会談、東京大空襲、沖縄本島決戦、そしてドイツ降伏
「堪ヘ難キヲ堪ヘ、忍ビ難キヲ忍ビ…」―ポツダム宣言受諾、終戦
三百十万の死者が語りかけてくれるものは?―昭和史二十年の教訓

日本人の精神構造にはいったい何が欠けていたのか?
“底なしの無責任”がもたらした悲惨とは何か。
自分で未来を選び取るために、今こそ知って考えてほしい。
読みやすい語り下ろし!

目次

昭和史の根底には“赤い夕陽の満州”があった―日露戦争に勝った意味
昭和は“陰謀”と“魔法の杖”で開幕した―張作霖爆殺と統帥権干犯
昭和がダメになったスタートの満州事変―関東軍の野望、満州国の建国
満州国は日本を“栄光ある孤立”に導いた―五・一五事件から国際連盟脱退まで
軍国主義への道はかく整備されていく―陸軍の派閥争い、天皇機関説
二・二六事件の眼目は「宮城占拠計画」にあった―大股で戦争体制へ
日中戦争・旗行列提灯行列の波は続いたが…―盧溝橋事件、南京事件
政府も軍部も強気一点張り、そしてノモンハン―軍縮脱退、国家総動員法
第二次大戦の勃発があらゆる問題を吹き飛ばした―米英との対立、ドイツへの接近
なぜ海軍は三国同盟をイエスと言ったか―ひた走る軍事国家への道
独ソの政略に振り回されるなか、南進論の大合唱―ドイツのソ連進攻
四つの御前会議、かくて戦争は決断された―太平洋戦争開戦前夜
栄光から悲惨へ、その逆転はあまりにも早かった―つかの間の「連勝」
大日本帝国にもはや勝機がなくなって…―ガダルカナル、インパール、サイパンの悲劇から特攻隊出撃へ
日本降伏を前に、駈け引きに狂奔する米国とソ連―ヤルタ会談、東京大空襲、沖縄本島決戦、そしてドイツ降伏
「堪ヘ難キヲ堪ヘ、忍ビ難キヲ忍ビ…」―ポツダム宣言受諾、終戦
三百十万の死者が語りかけてくれるものは?―昭和史二十年の教訓

著者等紹介

半藤一利[ハンドウカズトシ]
1930年東京向島生まれ。東京大学文学部卒業後、文芸春秋入社。「週刊文春」「文芸春秋」編集長、取締役などを経て作家。『漱石先生ぞな、もし』で新田次郎文学賞受賞。『日本のいちばん長い日』、『ノモンハンの夏』(山本七平賞)など著書多数
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

346
昭和それも戦前の日本の通史がよく分かる一冊。歴史事実はよく分かるが、何故当時の軍部が暴走したと言われるのか?戦争というのは相手あっての話だから、海外事情ももう少し掘り下げて欲しかったかな。あと未来から見たらアホな判断でも当時の人から見ると、ドイツの勃興は一時的なものとか、アメリカがどういう国なのかとかは見極めが難しかったんだろうなと思った。しかし昭和天皇の言うこと、懸念を聞いていれば、もっとマシな方向に行ったかもと思うと歯がゆくもある。2017/09/06

厩戸皇子そっくりおじさん・寺

39
いやあ面白かった。読みごたえあった。戦国や幕末に並ぶ程、昭和は激動の時代であったけれど、とにかく反省点しかない感じがします。2011/03/05

tsu55

37
学校でキチンと教えてくれなかった昭和史を授業形式でわかりやすく語り下ろしたもの。 「すべての大事件の前には必ず小事件が起こるものだ」という夏目漱石の言葉が引用されているが、いくつもの小事件が連なり、破滅に向かって行く様がよく解った。 平易な言葉で語られているので、歴史がニガテという方でも理解しやすいのではないだろうか。2015/08/17

aponchan

15
若手行政官推薦図書の中から関心を持ち、読了。読み易く、分かり易い。ページ数ほど負担感を感じず読了。明治維新で新たな国家を苦労して約40年間で作り、その後の40年間で大東亜戦争または太平洋戦争にて敗戦し国を滅ぼしたという考え方はなるほどと思わせるし、なんと愚かな戦争をしたものかと考えさせられる。以前、読了した「日本はなぜ敗れるのか」「失敗の本質」に通じるものがあり、特にノモンハン事件の件は、本当に今の世の中に生かされているのか改めて見直すことが必要ではないかと思わされた。早速、戦後編も着手したい。2018/12/15

ぽち

14
20年くらい前のこと、ネトウヨを自認する男が「ハルノートを突きつけられた日本は戦争するしかなかったんだよ!」とかなり上からの調子でわたしに投げつけてきたのだったが、この本を読むとハルノートとは開戦にむけて表面張力ギリギリになっていた日本にとっては最後の一枚のコインにすぎなかったのではないかと思わざるをえない。ま、それはともかくも、太平洋戦争開始前後から終戦までの政治の現場が描かれている件を読んでいると、本当に暗澹とした心持になる。あっち向いてホイで国中がそちらを向いてしまうのは今もまったく変わっていない。2019/12/05

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