内容説明
ぼくが唯一現世で関わることのできたもの、それが写真だった―森山大道が学生を前に語った、写真をめぐるラディカルな一問一答。森山入門・写真入門に最適な、初めての講義録。
目次
2003.9.19
2003.10.17
2004.7.12
2005.3.5
著者等紹介
森山大道[モリヤマダイドウ]
写真家。1938年10月10日、大阪府生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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CHIHHY
1
雑誌で見たぐらいで、しっかり作品はまだ見ていない。だけど、今自分が写真に対して貪欲な気持ちが沸き上がっているので、ふと手に取ってみたんです。とてもフレキシブルな人で好感が持てました。量は質を支えるって当たり前の事を言っててカッコいいね。撮影のときを第一の現場だとすれば、現像したネガを見ているときは第二の現場という言葉が印象的でした。フィルムいいよなぁ。。自分の中では、デジタルだから写真を選んだり補正したりするところが第二の現場であるのかなぁ。現在の大道さんの写真集とか展覧会を見たくなりました。2015/04/21
MsLittle3shine
1
写真への見方が変わった。 知らない間に難しく難しく、いい写真をいい写真を…と考えていてしまっていたけど本当はもっとシンプルで本能的なもんなんだって方の力が抜けた。2013/06/23
akiu
1
学生からの忌憚の無い質問に答える大道集。自身の路上スナップ写真のような、ライブ感のある回答って感じで面白かったです。言葉ではなく写真で語ればいいとか、とにかくたくさん撮ればいい等、一見ぶっきらぼうな物言いでありつつ、写真に対して真摯に向き合った結果として出てきた言葉なんだろうなと思わせるところが良かった。2012/09/13
ラマ
1
やんわりしながらもハッキリと学生の質問に答えてくれています。 この道数十年、色々悩んで考えてきたからこそここまで語れるのかな。 2012/02/21
rifredi
1
意味やわけを考えるのはほかの人に任せてただ写真を撮りたいだけのおやじ、と自分のことを言いながらも、滲み出る写真に向き合う確固たる姿勢、作品に裏打ちされた筋の通った言葉。2011/05/02