アクションコミックス
長い道

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  • サイズ コミック判/ページ数 213p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784575939620
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C9979

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

314
作者の作品は2作目だけど、お見合いとかでそこまで仲良くなれていない夫婦って大変というか昔はこういう風だったんだなと思った。2人の距離感が絶妙だった。2017/06/29

yoshida

151
酔っ払ったお互いの父親に仕組まれて結婚した、女好きで甲斐性なしの荘介と、のんびり屋な道。二人の不思議な日常を淡々と描いています。道も本当は想っている竹林どのも現れたり、細やかな道の心の動きも描かれます。こうの史代さんの暖かい絵柄と、時折挟まれる実験的な回が読んでいて心地好い。後書きで「英光」さんに荘介の良いところは、全て似ていると書いてあり、旦那さんの良いところも投影されていると感じた。読むたびに小さな発見がある作品。個人的には雛鳥を拾った回が好きです。これからも繰返し読むであろう作品。良作ですね。2016/07/18

徒花

121
いやあ……好き。『この世界の片隅に』の著者の別の作品が読んでみたいなあと思って試しに読んでみたけど、こっちのほうが格段に好き。とにかく働かないでいろいろな女と付き合うクズ男と、ボンヤリのほほんとした女性がなぜか結婚して一緒に暮らすというよくわからんストーリーで、けっこう主人公の道さんがひどい感じで扱われるのに悲惨な感じがなくて、これがまさにこの著者のすごいところなんだなあと実感する。全体的に幸福な感じがするんだけど、実はその幸福って紙一重なところで存続されている。好きだなあ2021/03/02

えちぜんや よーた

101
「この世界の片隅に」の北条すずさんを、この作品に登場する現代の老松 道さんとして甦らせたら、こんな感じになるかも。どちらのキャラも表面的にはボーッとした感じがしているのも、こうの先生が普段から心がけている「通奏低音」だと思う。日常生活が脈打つように流れていき、ひょんなことから一瞬キャラ立ちする。個人的にはそういうキャラは男女問わず好きだし、また自分もそうありたいと思う。2017/01/07

イオちゃん

53
酔っぱらった親同士が勝手に決めた結婚。しかも、夫になる荘介は、女好きで仕事が長続きしないばかりか、妻を質草にしようとするダメ男。それでも道は、困ったことは見ないふり、聞かないふりでマイペースに何となく生活を楽しむ。そんなところは「この世界の…」のすずさんに似ているかな。荘介も全然タイプじゃなかった道だけど、段々憎めなくなって、情が移って、ゆっくりゆっくり夫婦の道を歩きだす。いやー、でもダメ男はきっと治らないけどね。でも、それでもきっと、幸せになれそうなそんな予感もある温かい読後感。2017/03/01

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