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双葉文庫
荒海ノ津―居眠り磐音江戸双紙

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  • サイズ 文庫判/ページ数 337p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575662788
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

玄界灘の荒波が初冬の気配を漂わす頃、豊後関前を発った坂崎磐音とおこんは筑前博多に辿り着く。福岡藩の御用達商人箱崎屋次郎平の招きに応えての訪いであった。到着早々、磐音は旅の武芸者に絡まれた若侍と武家娘を助けるのだが…。春風駘蕩の如き磐音が許せぬ悪を討つ、著者渾身の書き下ろし痛快長編時代小説第二十二弾。

著者等紹介

佐伯泰英[サエキヤスヒデ]
1942年、北九州市生まれ。日本大学芸術学部映画学科卒。デビュー作『闘牛』以後、スペインをテーマにした作品を発表。99年、初の時代小説『密命』を皮切りに次々と作品を刊行、時代小説の旗手として高い評価を得る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はつばあば

48
豊後関前を後にして・・藩の財政の要ともなる博多の商人箱崎屋次郎平の招きに応じる。江戸時代に飛行機も新幹線もなく・・一生足を踏み入れることも無い土地ですもの楽しんで来ればいいわと読んでいても・・剣豪の定めか、あちらこちらで荒武者や浪人が。江都では磐音とおこんさんの長い旅の帰りを首を長くして待つ老分由蔵。この巻は真ん中辺りまで読んで、そんなに必要でもない巻だったなぁと就寝。朝から続きを読めばなんと!品川柳次郎氏!そなた!良かったなぁとウルウル。やはり友は大事だし誠意も大事と。この巻も必読あれ(#^^#)。 2022/03/12

あっくん

44
シリーズ第22巻。豊後関前から帰路、筑前福岡に滞在した磐音とおこん。やはりいろいろな事件に巻き込まれる。江戸では品川さんに春が訪れる。2017/10/21

ガクガク

44
磐音・おこんら一行が豊後関前から帰路、博多に立ち寄ってまたひと騒動の記。今回は留守番の江戸の人々の話が良かった。特に柳次郎の長年の内職暮らしに春が来たのが嬉しい。また柳次郎を支え温かく援助する人々も麗しいではないか。2013/09/29

Atsushi

35
居眠り磐音シリーズ22作目。北割下水の品川家に春が来た。柳次郎とお有の運命的な再会と恋の芽生え。このまま一気にゴールインだ。母幾代との苦労が報われたね、良かった、良かった。由蔵をはじめとする周囲の人たちの思いやりにも胸が熱くなった。第五章は三回読んだぞ、磐音。2019/02/15

はる

33
目出度い事は続くものですね~。最後に柳次郎が残ったけど、いつ所帯を持つのかと思ってたらそうそうに決まりそう。今まで浮いた話がなかっただけに、母君も喜んでる?後は磐音夫婦が江戸に帰ってくれば役者は揃います。江戸に残った人達は磐音夫婦の帰還を首を長くして待っていますよ。2020/02/09

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