双葉文庫<br> 死にたいって誰かに話したかった

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双葉文庫
死にたいって誰かに話したかった

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  • サイズ 文庫判/ページ数 280p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575526332
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

あたたかい家庭がほしいと願いながら、恋人どころか友人もできず空回りばかりしている奈月は、生きづらさを抱えて日々暮らしていた。悩みを共有できる人がいないか、「生きづらさを克服しようの会」を勝手に発足し、勧誘チラシを撒く。すると、モテなさすぎて辛いと話す男性から連絡がきて――。どうして私たちは他の人のように「普通」に生きられないのか。生き方に悩む男女が不器用に前進していく。

内容説明

あたたかい家庭がほしいと願いながら恋人どころか友達もできず、職場では空回りしている奈月。この生きづらさを共有できる存在を求めて「生きづらさを克服しようの会」を一人で作る。すると、モテなさすぎて辛いと話す男性から参加希望の連絡がきて―。「普通」に生きられない男女が、現代社会を溺れかけながらもサバイブする姿に心震える長篇。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

fwhd8325

119
私には、少し読みづらかった。生きづらいって、自分は何も変わっていないのに気づかないうちに、世の中や周りだけが変化して、取り残されてしまったような感覚だと思っています。きっと、誰もが同じように感じているんだと思います。ちょっとしたきっかけがあれば救われると言うことなんだろう。作品の中で女性と付き合うにもコストパフォーマンスを取り上げていて、一人の女性に3千円とありました。話題の芸人さんもタクシー代として同じ額を渡していたとありました。やっぱり、私は生きづらい。2024/01/27

シナモン

106
普通に生きたいだけなのにやることなすこと空回り。自分の人生、なんでうまくいかないの?そんな生きづらさを抱えた人たちが集う「生きづら会」の物語。タイトルからして重そうで覚悟を持って臨んだけど、内容はどこかコミカルで読みやすく、なんだかんだ生きることに前向きな彼らに読後明るい気持ちになる一冊でした。2023/12/21

mike

98
何をしても空回りして人間関係が上手く行かない奈月。この気持ちを誰かに分かってほしくて立ち上げた「生きづら会。」そこに其々の生きづらさを抱えた男女が集まり自分の思いを吐露する。家族には絶対に言えない事を自分と無関係の者が最後まで静かに耳を傾けてくれる。回りは意見を挟まず黙って聞く。ただそれだけで心が軽くなったりこれまでと違う考え方が出来るようになる。重いタイトルだが流れるようなストーリー仕立てに引き込まれて行った。1度溺れかけた者達が息を吹き返し再び自分で泳ぎ始める姿に力強さを感じ自分も頑張ろうと思った。2023/07/18

ゆのん

88
仕事もまともに出来ずKYゆえに友達も彼氏もいない。でも結婚、出産願望高め。家事は何も出来ない奈月。モテないのを女性のせいにしながらソープ通いで借金。ストーカー気質な雄太。不倫のあげく逮捕された医師・薫。高所得の夫、出来の良い子供、充実した仕事を持つマウント女・茜。この4人での『生きづら会』。他にもヤバイ登場人物達のオンパレード。正直、読み始めは彼等にイラつき、途中から呆れ、唖然とする。でも何故か最後にはそれぞれの道を歩き出した事に感動と寂しさを感じた。読了後には良い本だったーとの思い。読んでみたら分かる。2023/01/10

よつば🍀

81
生き辛さを共有出来る存在を求めて立ち上げた『生き辛さを克服しようの会』。参加者の語りに耳を傾けると、やることなすこと空回りしていたり、不器用さが際立ち確かに生き辛いだろうなと感じてしまう。中にはドン引きする言動もあり、自業自得ではないかと思える事もあるのだが話せた勇気は凄いと思う。ここに至るまでに、家族や友人など心を許し話し合える人が一人でも存在していれば、こんなに辛い思いはしなかっただろう。参加者の切実さと絶望感に胸が苦しくなったが、当初噛み合わなかったメンバーに連帯感が生まれ前進していく姿に安堵した。2023/06/24

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