境遇

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  • サイズ B6判/ページ数 244p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784575237399
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

デビュー作の絵本がベストセラーとなった陽子と、新聞記者の晴美は親友同士。共に幼いころ親に捨てられた過去を持つ。ある日、「真実を公表しなければ、息子の命はない」という脅迫状とともに、陽子の息子が誘拐された。「真実」とは何か……。今冬放送予定の、ABC創立60周年記念スペシャルドラマ原作。

内容説明

デビュー作の絵本がベストセラーとなった陽子と、新聞記者の晴美は親友同士。共に幼いころ親に捨てられた過去を持つ。ある日、脅迫状とともに、陽子の息子が誘拐され…。

著者等紹介

湊かなえ[ミナトカナエ]
1973年広島県生まれ。2005年第2回BS‐i新人脚本賞で佳作入選。07年第35回創作ラジオドラマ大賞を受賞。同年「聖職者」で第29回小説推理新人賞を受賞し、同短編を収録した『告白』でデビュー。08年週刊文春ミステリーベスト10、09年本屋大賞でそれぞれ第1位となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

にいにい

447
湊かなえさんにしては、毒が薄めの物語。こんな湊さんもありかな?同じ境遇が縁で友達となった二人の女性、その後の生活の違いと勘違いから生まれる妬み、憎しみ。しかし、その憎しみも最後まで続かず、勘違いが分かったことで一定の和解?本当に信頼しあった夫婦、友達って、どう対応出来るのかを問いかける一冊。正紀、岩崎、晴美、弥生、それぞれの対応は、課題もあると感じたし、殺人犯の子供って、それほど酷い扱いを受けなきゃならないのかという印象が最も強く残ってしまった。2016/02/02

takaC

337
後味の悪さを期待して読んでいるのに、こんなハッピーエンド(?)で良いのだろうか?自分の読みが甘いだけ?2012/05/08

hiro

333
湊さんの作品は読み出すと止まらない。この作品も一日で読破。似た境遇の絵本作家で県会議員夫人陽子と新聞記者晴美の親友二人の視点で物語は進む。いつものように悪意のある人達が出てくるが、湊作品にしては珍しく、陽子の夫正紀やその友人岩崎のような真っ当な男性がでてきて、作品としては毒は薄めだった。誘拐犯は途中にヒントもあってわかるし、結末も予想できた。これが結末だと思った後に、もうひとひねりがあったが、その結末もTVドラマにありそうなもので、中途半端な印象だった。どうしても湊さんには強い毒を期待してしまうようだ。2012/09/02

ダイ@2019.11.2~一時休止

311
読みやすく面白いが、湊さんにしてはあっさりしてる。特別版の絵本が気になるが見たことない。2013/08/19

パフちゃん@かのん変更

189
湊さんにしては毒が少な目でしたね。陽子は素晴らしくいい人だし、晴美もお母さんが生きていてよかったという反応だったので後味は悪くなかった。読みやすく、一気に読めました。なんとなく展開が予想できたし、ちょっとあっけなかったかも。2012/10/11

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