出版社内容情報
旬の女性ミステリー作家によるイヤミス・アンソロジー。見たくないと思いつつ、最後まで読まずにはいられなくなること請け合います。
衝撃の結末に心がざわつき、いやな後味が残るミステリーが「イヤミス」。
本書は、好評を博した第一弾『あなたの不幸は蜜の味』と同じく、女性作家による鳥肌必至の「イヤミス」傑作短篇を集めたアンソロジー。
自分で気づかないうちに生徒を傷つけていた人気教師の身に、十三年後に起こったことを描く「パッとしない子」(辻村深月)。
都心のマンションから郊外の公社住宅に「都落ち」した一家が遭遇した人間関係の闇に、読む者の身の毛がよだつ「コミュニティ」(篠田節子)。
東京という都市の持つイメージに絡めとられ、破滅した二人の女性を描く「裏切らないで」(宮部みゆき)など、読み出したら止まらない、「嫌度数」マックスの作品が揃いました。
人間の「怖い」本質に、目を背けることなく立ち向かいたいあなたにおすすめの一冊。
書き下ろし二作を加え、さらにパワーアップした「イヤミス傑作選」第二弾！
内容説明
衝撃の結末に心がざわつく。『あなたの不幸は蜜の味』に続く鳥肌必至のアンソロジー！
著者等紹介
辻村深月［ツジムラミズキ］
１９８０年、山梨県生まれ。２００４年、『冷たい校舎の時は止まる』でメフィスト賞を受賞してデビュー。１１年、『ツナグ』で吉川英治文学新人賞、１２年、『鍵のない夢を見る』で直木賞、１８年、『かがみの孤城』で本屋大賞を受賞
宇佐美まこと［ウサミマコト］
１９５７年、愛媛県生まれ。２００６年、「るんびにの子供」で『幽』怪談文学賞短編部門大賞、１７年、『愚者の毒』で日本推理作家協会賞（長編および連作短編集部門）を受賞
篠田節子［シノダセツコ］
１９５５年、東京都生まれ。９０年、『絹の変容』で小説すばる新人賞を受賞してデビュー。９７年、『ゴサインタン』で山本周五郎賞、同年、『女たちのジハード』で直木賞、２００９年、『仮想儀礼』で柴田錬三郎賞、１５年、『インドクリスタル』で中央公論文芸賞、１９年、『鏡の背面』で吉川英治文学賞を受賞
王谷晶［オウタニアキラ］
１９８１年、東京都生まれ。２０１２年、「猛獣使いと王子様」のノベライズ作品でデビュー。２１年、『ババヤガの夜』で日本推理作家協会賞（長編および連作短編集部門）で最終候補に選出
乃南アサ［ノナミアサ］
１９６０年、東京生れ。早稲田大学中退後、広告代理店勤務などを経て、作家活動に入る。８８年、『幸福な朝食』で日本推理サスペンス大賞優秀作、９６年『凍える牙』で直木賞、２０１１年、『地のはてから』で中央公論文芸賞、１６年『水曜日の凱歌』で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞
宮部みゆき［ミヤベミユキ］
１９６０年、東京都生まれ。８７年、「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞してデビュー。９２年、『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞、９３年、『火車』で山本周五郎賞、９９年、『理由』で直木賞、２００２年、『模倣犯』で司馬遼太郎賞、０７年、『名もなき毒』で吉川英治文学賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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