出版社内容情報
「はやくきてください。げたばこかいぎがはじまりますよ」
夜、はるとが寝ていると、部屋の入口に立っていたはるとのスニーカーに起こされました。そして虹色のスリッパをはくと、はるとの体は小さくなっていきました。
げたばこの中には部屋があり、家族のくつたちがテーブルを囲んで座っています。すると、司会のくつべらが「パパのかわぐつがくさいと苦情がきています」 と、かいぎを始めました。そして、ママのサンダルが、「せっかくはるとくんがいるのだから、パパに言ってもらえばいい」と言い出しました。
次の日、はるとが学校へ行く途中、はるとのスニーカーが話しかけてきました。昨晩のげたばこかいぎは夢ではありませんでした。はるとは授業中もげたばこかいぎのことで頭がいっぱいです。はるとは何とかしないと……と思いますが、なかなかパパに言い出せません。
くつのにおいについて考えていたはるとは、ある大事なことに気がつきます。
内容説明
はるとは、げたばこのくつたちがあつまる、「げたばこかいぎ」によばれました。くつたちは、パパのかわぐつがくさいので、はるとからパパにつたえてというのですが…。小学校低学年から。
著者等紹介
村上しいこ[ムラカミシイコ]
三重県生まれ。『かめきちのおまかせ自由研究』(岩崎書店)で第37回日本児童文学者協会新人賞、『れいぞうこのなつやすみ』(PHP研究所)で第17回ひろすけ童話賞、『うたうとは小さないのちひろいあげ』(講談社)で第53回野間児童文芸賞を受賞。『とっておきの詩』(PHP研究所)で、第56回青少年読書感想文全国コンクール小学校低学年の部課題図書
高畠那生[タカバタケナオ]
岐阜県生まれ。東京造形大学美術学科絵画専攻卒業。2003年、『ぼく・わたし』(絵本館)で絵本作家デビュー。『カエルのおでかけ』(フレーベル館)で第19回日本絵本賞、『うしとざん』(小学館)で第68回産経児童出版文化賞ニッポン放送賞、第70回小学館児童出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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☆よいこ
chiaki
ツキノ
anne@灯れ松明の火
こふみ