左近〈上〉

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  • サイズ B6判/ページ数 372p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569826981
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

石田三成を支え、「鬼神の如し」と敵から怖れられた猛将・島左近。“いくさ人”として戦国の世を生き抜いた、その生涯を描く長編小説。

【著者紹介】
作家

内容説明

“石田三成に過ぎたるもの”として称えられた戦国武将・島左近清興の知られざる生涯。

著者等紹介

火坂雅志[ヒサカマサシ]
1956年、新潟県生まれ。早稲田大学卒業後、出版社勤務を経て、88年、『花月秘拳行』でデビュー。2007年、中山義秀文学賞を受賞した『天地人』は、09年のNHK大河ドラマの原作になった。15年、58歳で逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナイスネイチャ

178
図書館本。感想は下巻にと言いつつ、面白い。石田三成に出会う前の島左近が描かれており、忠義に生きる左近と相対し、戦国最大梟雄松永弾正久秀とのやり取りは興奮気味で読ましていただきました。下巻が楽しみです!2015/11/05

Die-Go

66
図書館本。司馬遼太郎著「関ヶ原」を読み終えて、石田三成の家老だった島左近に興味を覚えて。「関ヶ原」では描かれなかった若き日の島左近が描かれいる。義に厚く、武勇も兼ね備えた武将として登場する左近だが、その道のりは起伏にとんだものだった。初火坂雅志だったが、なかなか読みやすく下巻が楽しみになる内容。★★★★☆2017/10/08

starbro

61
火坂雅志は高校の先輩ということもあり、コンスタントに読んで来た作家です。前作の「天下」が遺作だと思っていたら、未完の本作がどうも遺作のようです。島左近が主役の小説は初めてです。乱世にありながら、主君の義に篤く主人公はまさに著者好みなんでしょうね。その対局として悪辣非道な松永弾正も活き活きと描かれています。上巻は一気読みしました。トータルの感想は下巻読了後に記したいと思いますが、未完なのが大変残念です。2015/10/06

kiyoboo

34
島左近、名前を聞いたことがあって確か明智、いや石田三成の家臣だったかなという程度の認識だった。また松永弾正は聞いたことがあったが、信長に似て、領土拡大のためなら殺戮もいとわないその気質、しかも文中、左近も暗に認めていた。また、大和を治める筒井家を初めて知ることができたのも収穫だった。左近は実に男気のある熱い人物ということがわかった。この人と決めたからには一途に命懸けで引き立てる。時代小説というくくりにとらわれない語りだったので久し振りにワクワクしたし、読んでいて元気が出てくる思いだった。2016/05/16

onasu

28
火坂先生の描く島左近。上巻は、左近が筒井家中で頭角を現し、松永久秀との十数年に及ぶ大和の争乱が始まるところから、本能寺の変の直前まで。  左近は何らかで筒井家を離れ浪々の身となるはずだが、上巻では筒井家の重臣として、機をみて明智光秀を介して信長と誼を通じる等、筒井家存続のために奔走している。  中でも、梟雄久秀と三好三人衆、上洛してきた信長との敵対、友好関係は正に戦国ならでは。当時の分かり難いぐずぐずの大和も概観できた。  火坂先生の作品は、やっぱ大河向きだな、なんて思いつつ、残念ながら未完の下巻へ。2016/02/16

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