とまどい本能寺の変

電子版価格
¥1,500
  • 電書あり

とまどい本能寺の変

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 286p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569816852
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

信長が死んだ! その時、家臣や敵将たちは……? 突然の大事件に右往左往する人々の悲哀と滑稽さを共感たっぷりに描く連作歴史小説。

【著者紹介】
作家

内容説明

本能寺の変勃発!これはピンチか、はたまたチャンスか!?大きな岐路を前にとまどう信長の息子、家臣、敵将、女たちを、温かく(?)描いた傑作短篇集。

著者等紹介

岩井三四二[イワイミヨジ]
1958年、岐阜県生まれ。一橋大学経済学部卒。メーカーに勤務する傍ら小説を執筆し、96年、『一所懸命』で小説現代新人賞を受賞してデビュー。98年に『簒奪者』で歴史群像大賞、2003年に『月ノ浦惣庄公事置書』で松本清張賞、『村を助くは誰ぞ』で歴史文学賞を受賞。05年、『十楽の夢』が直木賞候補になる。08年に『清佑、ただいま在庄』で中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナイスネイチャ

171
図書館本。本能寺の変によって戸惑う人々を綴った短編集。と、著者による本能寺の変の黒幕を考察するのが一編。これが一番面白かったかな?もっと沢山の人間がとまどったんだろうから続編あってもいいかも。2015/09/02

藤枝梅安

68
8つの短編からなる1冊。本能寺の変で、運命が変わった信長の子たち、家臣、敵などの逡巡と決意をユーモラスに描く。「本能寺の変に黒幕はいたか」では、本能寺の変に関する様々な説に対する筆者の見解が述べられており、興味深く読んだ。最後の、妻・おなべの怒りが最も印象に残った。関ヶ原に関する本を読んだばかりだったのだが、家康に対する三成の不満・抗議はもっともかもしれないが、信長の死後の秀吉の言動を考えると、家康ばかりが悪いとも言えないと感じる。2014/08/22

Mumiu

36
本能寺の変に関わった?!人たちのよもやま話。ごめんなさい、伊東潤でも信長サマ、村上海賊でも信長サマで、そろそろおなかいっぱいになりつつあり、なかなかペースが上がりませんでした。閑話休題的に「本能寺の変に黒幕は…」という章があり、光秀の年齢って?!そして稲葉じいちゃん(昔大河の「春日局」でも見ましたねえ)たちのお話、う~ん、ここまでくると「とまどい本能寺の変」より「うっかり本能寺の変」になっちゃう♪2014/03/19

onasu

30
岩井先生、本能寺の変を語る。て、短編集の中に一編、エッセイと言うか考察があるだけなんだけど、これが結構おもしろい。  小説の方は、そりゃ、こんな政変がありゃあ、無事では済まないわな、て人たちの短編7編。安国寺恵瓊に、織田信孝、堀秀政…、最後は側室おなべ。有名どころから、埋もれた人まで。末がよろしいのは、恵瓊のみか。滝川一益も伊勢に帰れたまではよかったか。  改めて、織田家の命運は、あっけない。それを継ぐ秀吉、岩井さんの好みでないのか。そこいら辺も、おもしろい。あっという間に読み終えてしまいました。2014/03/07

ポチ

27
本能寺の変の後のバタバタを、何人かにスポットを当てた本。それと光秀は実は痴呆症!?なかなか面白い。2016/02/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/7843706
  • ご注意事項