井沢元彦の学校では教えてくれない日本史の授業〈3〉悪人英雄論

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  • サイズ B6判/ページ数 381p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569810928
  • NDC分類 210.04
  • Cコード C0021

出版社内容情報

あの「大化の改新」を成し遂げた天智天皇は、実は悪人だった!? 通説の人物評価をくつがえす「井沢元彦の日本史の授業」、第3弾!

内容説明

天智は天武によって悪人の汚名を着せられた!平将門は朝廷によって英雄から極悪人にされた!悪人が英雄に、英雄が悪人に変わる井沢史観の醍醐味。

目次

天智天皇―「天智」という名には「悪」が込められている!
持統天皇―なぜ、自分の遺体を「火葬」にしたのか?
中臣鎌足と藤原不比等―ふたりの壮大な野望が日本の歴史を動かした!
藤原仲麻呂と道鏡―誰が二人を称徳の愛人に仕立て上げたのか
藤原氏―天皇家に巣くう寄生虫の謎
平将門―当時は極悪人、二百年後だったら大英雄
源頼義と義家―奥州制覇への夢と陰謀
源頼朝と義経―「政治の天才」と「戦術の天才」の悲劇
後醍醐天皇―天皇親政の英雄か、傲慢不遜の帝王か
足利尊氏―「英雄」でも「悪人」でもなかった「善人」の武士
足利義満―南北統一の英雄は「中国人」となった!
北条早雲―戦国大名第一号は「気配りの達人」だった
斎藤道三―国を盗み取った「まむしの道三」の謎
毛利元就―日本史上稀にみる「謀略の天才」

著者等紹介

井沢元彦[イザワモトヒコ]
作家。昭和29(1954)年、愛知県名古屋市生まれ。早稲田大学法学部卒業。TBS報道局(政治部)の記者時代に、『猿丸幻視行』で第26回江戸川乱歩賞を受賞。退社後、執筆活動に専念する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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現在葬送のフリーレンのコスプレ中・寺「葬送のフリーレンて何や!」

39
いやぁ面白かった。天智天皇から毛利元就までの井沢元彦版『悪人列伝』。講義を本にしたものなのでわかりやすい。元就ファンの私は元就部分だけ読もうと思ったが、ついつい全部読んでしまった。古代史の部分もさすが『逆説の日本史』の人だ。【以下印象的部分】道鏡でお馴染みの称徳女帝は多分処女(藤原仲麻呂を出世させたのは光明皇后)。荘園は藤原氏が脱税の為に作ったもの。平将門は民衆の味方で関東の大親分。源義家は東北の清原氏に「家来になる」と言って利用しようとした。足利尊氏はいい人。義満は中国人になった。等等。2015/05/25

mazda

30
天智天皇、持統天皇、天武天皇の流れは、大きな謎と謀略に富んでいると思います。天智天皇が大化の改新で共に戦った中臣鎌足は、その後の悪名高き藤原氏系譜の始まりになったのは皮肉です。源平の戦い、頼朝と義経の仲たがいの原因、楠正成の謎、毛利元就の謀略性など、通り一遍で習ってきた歴史を、今一度深掘りして読んでみると、こんなに面白い読み物はないと思います。井沢さんの本を、これからも読んでいきたいと思います。2015/02/09

ユウユウ

18
#読了 〝歴史は教科書よりも面白い〟 歴史エンタメ。主張が他の著作とぶれないので、気軽に読めます。2021/08/20

二分五厘

6
学校の授業では掘り下げられない、「なぜ歴史が動いたのか」を「悪人」「英雄」と言われる人物伝から読み明かす。天智天皇の諡に込められた意味。持統天皇が火葬された理由。義経の三つの奇跡と二つのミス。源氏と奥州藤原氏の因縁。善人尊氏と中国人となった義満。中でも日本史上稀にみる謀略の天才とまで書かれている毛利元就。安芸の一郡領主の次男から十三ヵ国の太守へ登り詰めた梟雄。凄まじい人間不審にとらわれていた彼が残した「百万一心」(全ての人々が心を一つにする)の碑が心に響きます。2014/09/21

6
天智天皇から毛利元就までじっくり楽しめました。2014/05/19

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