出版社内容情報
大津波に襲われた首都東京を描いた仮想小説。
スマトラ沖地震クラスの大津波が突如、東京を襲った! 壊滅する首都、逃げ惑う群集……。未曾有の大災害を想定した迫真の近未来小説。
「新橋と銀座が水没した!」
▼全身ずぶ濡れの男女が震える声で告げると、思わず秋川の背筋が寒くなった。新橋から日本橋にかけて高さ数メートルの浸水があった場合、とてつもない数の地下鉄の路線がまともに影響を受けるはずである。
▼「日比谷線、銀座線、丸ノ内線、千代田線、都営浅草線、大江戸線、有楽町線、東西線、都営新宿線、都営三田線……ほとんどがやられるぞ!」。休日ダイヤとは言っても、50本や60本の電車が地下で水没する事を意味している。乗客が助かる可能性など、ほとんど考えられなかった――。
▼200X年3月、震度7強を記録した東海・東南海連鎖地震は、次の瞬間、10メートルを遥かに越える“大津波”に姿を変えて、日本の太平洋沿岸を蹂躙していく。
▼崩壊する街、逃げ惑う群集、悪化していく治安……。水に飲み込まれた大都市の恐怖を克明に描き、想定される未曾有の大災害に警鐘を鳴らした衝撃の近未来小説。
▼文庫書き下ろし。
●第1章 新年会
●第2章 春分の日
●第3章 大地震
●第4章 東京
●第5章 南紀勝浦
●第6章 蒲郡
●第7章 清水
●第8章 名古屋
●第9章 高知
●第10章 大阪
●第11章 ゼロメートル地帯
●第12章 治安悪化
●第13章 被害状況
内容説明
「新橋と銀座が水没した!」全身ずぶ濡れの男女が震える声で告げると、秋川の背筋が寒くなった。高さ数メートルの浸水があった場合、地下鉄の乗客が助かる可能性など、ほとんど考えられなかった―。200X年3月、震度7強を記録した東海・東南海連鎖地震は“大津波”に姿を変えて、日本の太平洋沿岸を蹂躙していく。水に飲み込まれた大都市の恐怖を、克明に描いた衝撃の近未来小説。
著者等紹介
柘植久慶[ツゲヒサヨシ]
1942年、愛知県生まれ。1965年、慶応義塾大学法学部政治学科卒業。在学中より、コンゴ動乱やアルジェリア戦争に参加。1970年代初頭よりアメリカ特殊部隊に加わり、ラオス内戦に従軍する。1986年より作家活動に入る
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感想・レビュー
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taka0808w
Tadashi_N
yamakujira
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立て邦彦