PHP新書<br> 出身地でわかる中国人

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出身地でわかる中国人

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  • サイズ 新書判/ページ数 294p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569646206
  • NDC分類 361.42
  • Cコード C0230

出版社内容情報

34省の歴史と風土から知る上手な付き合い方。

「北京愛国」「上海出国」「広東売国」。中国人を一言では語れない。全省を踏破した著者が様々な地域性の特色を紹介した出身地別人国記。

<愛国虚言>を弄する北京人、海外志向の上海人、広東人の挨拶は「儲かりまっか」、中国のユダヤといわれる温州人、ヤクザのなかでも凶暴なマフィアが多い福建人。この国は、地域が変われば言葉も通じない、まして、気質も習慣もまるで違う多民族国家なのだ。中国が一つなんて、ありえない!

▼本書では、33すべての省、直轄市、自治区、特別行政区を踏破した著者が、地域ごとの多彩な「お国柄」を紹介。

▼いまの中国で政治を牛耳るのは上海閥、軍を支配するのは山東閥、商業は広東省全域が台頭している。さらに、海外に暮らす華僑と華人、客家人、新移民の問題が改革開放以来、世界中で深刻な対立を生み出している。また、辺境を往けば、漢族を恨むウイグル、チベット族がいる。少数民族は、漢族をのぞいて55族にものぼるといわれている。それほど中国人とは多種多様なのだ。

▼ビジネスや観光にも必ず役立つ現地情報が満載。本邦初の出身地別中国人探訪の書である。

●序章 「北京愛国」「上海出国」「広東売国」 
●第1章 北京とその周辺の人びと――(1)京津冀経済圏 
●第2章 なぜか嫌われる「上海閥」――(2)長江デルタ経済圏 
●第3章 広東人の挨拶は「儲かりまっか」――(3)珠江デルタ経済圏 
●第4章 中国のユダヤ=温州人 
●第5章 福建人と台湾人――(4)福建省経済圏 
●第6章 東北三省と内蒙古の人びと――(5)旧満州経済圏 
●第7章 西北から東南の地方人 
●第8章 孫子、孔子の末裔と朝鮮族 
●第9章 イスラム教徒とチベット族 
●第10章 海外華僑、華人、新移民の世界地図 
●終章 新漢族と新人類

内容説明

“愛国虚言”を弄する北京人、海外志向の上海人、広東人の挨拶は「儲かりまっか」、中国のユダヤといわれる温州人、狂暴なマフィアが多い福建人…。この国は、地域が変われば言葉も通じない、まして、気質も習慣もまるで違う多民族国家なのだ。中国が一つなんて、ありえない!33すべての省、市、自治区、特区を踏破した著者が、地域ごとの多彩な「お国柄」を紹介。辺境を往けば、漢族を恨むウイグル、チベット族がいる。ときには、色白美人で純朴な娘たちにもであえる!?本邦初の出身地別中国人探訪の書。

目次

「北京愛国」「上海出国」「広東売国」
北京とその周辺の人びと―(1)京津冀経済圏
なぜか嫌われる「上海閥」―(2)長江デルタ経済圏
広東人の挨拶は「儲かりまっか」―(3)珠江デルタ経済圏
中国のユダヤ=温州人
福建人と台湾人―(4)福建省経済圏
東北三省と内蒙古の人びと―(5)旧満州経済圏
西方から東南の地方人
孫子、孔子の末裔と朝鮮族
イスラム教徒とチベット族
海外華僑、華人、新移民の世界地図
新漢族と新人類

著者等紹介

宮崎正弘[ミヤザキマサヒロ]
1946年金沢市生まれ。早稲田大学英文科中退。「日本学生新聞」編集長、月刊「浪漫」企画室長などを経て、82年『もう一つの資源戦争』(講談社)で論壇に。以後、国際政治・経済の評論、講演などで活躍。84年、中国留学生の反体制運動の嚆矢となった「中国之春」グループを日本人チャイナ・ウォッチャーとして初めて取材。その後、数百の中国人亡命者を世界各地に訪ねて著した『中国の悲劇』(天山出版)が斯界で注目される。中国大陸全33省を踏破し、現在は中国外縁の国々のすべてを取材中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マッピー

11
この小さな日本でさえ、県民性などという言葉で分類することがままあるのだから、あの中国ならば当然広大な地域の特性に伴う住民の特質はあると思う。もちろん、これが乱暴な分類であることは分かったうえで、中国人を理解する参考にしたらどうだろうという程度。それでもこの本の、いや著者のすごいところは、中国のすべての省、市、自治区、特区を訪れたということ。その土地を見て、実際に人々と触れ合い、そのうえで地域性を加味した判断を下す。しかしそれはあくまでも著者の体験であり、著者の判断である。学術的な根拠があるわけではない。2020/01/01

nob

2
唐突に著者のどうでもいい旅日記が挟まれたり、急に別の地域の話題が出てきたり、話にまとまりも流れもなく、思いつくまま書き連ねた駄文という印象。駄文でも、お話として読んで面白いか、著者自身に興味があれば読む価値はあると思うが…「新しい中国人論に挑んだ」そうだが、論としての体をなしていない。地図の画素が荒いのは手抜きすぎ。2014/11/26

じろう

1
ちょっと古いけど十分面白かった。興味のある人はYoutubeヤンちゃんの各省中国人とのおしゃべり見ると面白い。他省人が上海のこと嫌ってたり隣同士が意外に仲悪かったり田舎もん扱いが面白い。なお現代美人の輩出省はウィグルである。漢族から見るとエキゾチックらしい。ディリラバさん綺麗だ。2022/01/27

lakers_mania

1
ところどころ作者の偏見が感じられた。2007/08/23

こらぴし

0
著者は中国各地に行っているようだ 反日は主に北京とか、その他は反中央的だとか 各地の特色を順に紹介しているが、途中ちょっとどうでも良くなってしまった 昔、水滸伝を読んだときに「同じことの繰返しであきてきた」感覚に似ている 北京の統一中華幻想と、実現しっこないそれをさめた感覚で見る周辺といった感覚か 著者はしきりに「無礼だ」と言っているが、あの国はそうなんだろう2006/05/26

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