出版社内容情報
あなたの論理力を鍛えるトレーニングブック。
バラエティーに富んだ練習問題26問を解いているうちに、物事を「論理的」に考える力が身につく。論理ベタを打破する画期的な本。
日本語は非論理的な言語で、それゆえ日本人は論理ベタであると言われる。しかし、はたしてそうだろうか。著者は言う。「日本語は漢語と英語を取り入れながら自己成長してきた十分に論理的な言語である」と。それゆえ、日本人が論理的でないという固定観念は捨てようではないかと。そこで本書では日本語に徹底的にこだわり、日本語で考え抜く訓練をすることに主眼が置かれている。
▼相手の論理の破綻を見破る法、同一のデータから異なる見解を導き出す法、「三分法」で自分の考えを整理する法など、論理思考の真髄ともいえる内容が丁寧に解説される。また折々に挿入されている練習問題に挑戦することで、読者は否応なく「考える」という作業に没頭することとなり、同時に自らの思考の弱点をも知ることができる。
▼26問の練習問題は著者が練りに練って考案したもので、いずれ劣らぬ良問ぞろい。「考える」という作業が楽しくなるトレーニングブックである。
●第1章 「論理的思考」とは何か?
●第2章 論理の構造
●第3章 論理的思考を鍛える技術
内容説明
練りに練った文章題26問で考える力を鍛える。
目次
第1章 「論理的思考」とは何か?(論理とは、出発点から目的地点まで道筋を引くことである;「道筋」のない思考;「筋道」の通った思考 ほか)
第2章 論理の構造(論には主張と論拠が必要だ;「昔はよかった」を「根拠」にするときは、要注意;「主張」と「根拠」のあいだ ほか)
第3章 論理的思考を鍛える技術(文章に番号をつける;まずは、句読点を丁寧につける;書くことに、優るものなし ほか)
著者等紹介
鷲田小弥太[ワシダコヤタ]
1942年、札幌市生まれ。大阪大学文学部哲学科卒業。同大学院博士課程修了。三重短期大学教授を経て、現在、札幌大学教授。専攻は哲学、倫理学
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