出版社内容情報
日本・中国・東南アジアにおける東洋対西洋、500年の文明の興亡を描き出し、そこから次なる「アジアの世紀」の行方を読みとく歴史大作。
内容説明
新しい「海の時代」を生きる智恵はあるか?21世紀の日本の繁栄を占う歴史評論。過去五百年ほどの時間に太平洋という世界最大の海洋とその周辺の地域で起った歴史を記述し、その余勢をかって予見しうる未来についても、多少のスケッチを試みたのが本書である。
目次
プロローグ 不似合いなブローデル
葛藤と収奪のはじまり
トロブリアンド諸島の宝物
ヌガラとマンダラ国家
秩序のインカ、混沌のシナ
近代資本主義とグノーシスの精神
白い黄金の覇者
オランダ商人の敗北
あいまいなイギリス
鉄砲伝来とペリー来航〔ほか〕