共依存とアディクション―心理・家族・社会

共依存とアディクション―心理・家族・社会

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  • サイズ A5判/ページ数 305p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784563056391
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C3011

内容説明

本書は、「人間関係」へのアディクションとしての「共依存」および「アダルトチルドレン」の問題を中心に取り上げ、これらを心理・家族・社会の視点から総合的に論じた初めてのものである。理論ばかりでなく、実際の症例をもとに、具体的に援助活動の実際をわかりやすく解説する。また、共依存概念の発祥の地であるアメリカ社会での女性嗜癖者への地域援助モデルと最近の展開・動向も紹介する。

目次

序章 共依存論議の整理に向けて
1章 家族と共依存
2章 共依存物語と臨床的援助活動
3章 臨床から見た共依存・アダルトチルドレン問題
4章 ASTWA、BDIMを通してみる共依存の実像―アルコール依存症夫婦に関して
5章 アディクション・共依存の社会的構築
6章 アディクションと現代社会―アディクション・共依存の概念に嗜癖するメカニズム
7章 女性嗜癖回復者にみる共依存問題と文化的コンテクスト―レジリエンシー・モデルを中心として
8章 アメリカにおける共依存研究の展開と最近の動向―文献レビュー

著者等紹介

清水新二[シミズシンジ]
1947年生まれ。国際基督教大学教養学部卒。明治学院大学大学院社会学研究科博士課程修了。この間フルブライト奨学生として米国スタンフォード大学社会学部大学院へ留学。東京都精神医学研究所社会精神医学部門研究員、大阪市立大学生活科学部家族社会学講座講師・助教授を経て、現在国立精神神経センター精神保健研究所成人精神保健部部長。長年、問題を抱えた家族に関する研究に従事。特にアルコール依存症と家族問題に精力的に取り組み、1999年には日本アルコール・薬物医学会最優秀論文賞を受賞
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