ヒトとイヌがネアンデルタール人を絶滅させた

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ヒトとイヌがネアンデルタール人を絶滅させた

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  • サイズ B6判/ページ数 289p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784562052592
  • NDC分類 469.2
  • Cコード C0098

出版社内容情報

ネアンデルタール4万年前絶滅説ほか最新の知見をふまえ、「侵入生物」「動物の家畜化」という生態学的な視点から人類永遠の謎を解く

ネアンデルタール人絶滅の決定的な要因はヒトがイヌ(オオカミ)を家畜としたこと――。
従来の説よりも1万年以上古い4万年前にネアンデルタール人は絶滅していたなどの最新の知見をふまえ、「侵入生物」「動物の家畜化」という生態学的な視点から人類永遠の謎を解く。

「ネイチャー」「ナショナルジオグラフィック」「ウォール・ストリート・ジャーナル」「オブザーバー」ほか、世界のメディアが驚きとともに紹介したベストセラー!

◎監訳者あとがき より
きわめて刺激的な本である。一般の人にも強い関心があり、永遠のテーマでもある「ネアンデルタール人はなぜ絶滅したのか?」の謎に、最新かつ総合的なアプローチで、原著者パット・シップマンはこれまで想定されたことのなかった推論を導き出した。
アフリカから中東をへてヨーロッパに進出した現生人類は、気候変動や遺伝的多様性の欠失で衰退しつつあったネアンデルタール人を、意図せざる結果として滅ぼした。それには、この頃にいち早く家畜化されるようになったイヌ(原著者の言う「オオカミイヌ」)の存在があった――という説である。
この説を提起したパット・シップマンがベースにしたのは、おおまかに言ってふたつの発見である。
ベルギーのゴイエ洞窟のイヌ科動物が実は家畜化されつつあったオオカミイヌであり、その年代がそれまで想定されていたよりもはるかに古い3万6000年前頃(較正年代)という早さであったこと、そして昨年(2014年)の英科学週刊誌『ネイチャー』8月21日号で報告され、考古学と古人類学の研究者に衝撃を与えた、オックスフォード大学のトマス・ハイラムらのチームによるネアンデルタール人の絶滅と現生人類のヨーロッパへの拡散と制覇の新たな年代的見直しである。
こうした最新知見を基に、動物考古学者として生態学の観点から、上記の説を説得力をもって論述しているのが本書である。

◎目次
序 章
第1章  わたしたちは「侵入」した
第2章  出発
第3章  年代測定を疑え
第4章  侵入の勝利者は誰か
第5章  仮説を検証する
第6章  食物をめぐる競争
第7章 「侵入」とはなにか
第8章  消滅
第9章  捕食者
第10章 競争
第11章 マンモスの骨は語る
第12章 イヌを相棒にする
第13章 なぜイヌなのか?
第14章 オオカミはいつオオカミでなくなったのか?
第15章 なぜ生き残り、なぜ絶滅したか

序 章
第1章  わたしたちは「侵入」した
第2章  出発
第3章  年代測定を疑え
第4章  侵入の勝利者は誰か
第5章  仮説を検証する
第6章  食物をめぐる競争
第7章 「侵入」とはなにか
第8章  消滅
第9章  捕食者
第10章 競争
第11章 マンモスの骨は語る
第12章 イヌを相棒にする
第13章 なぜイヌなのか?
第14章 オオカミはいつオオカミでなくなったのか?
第15章 なぜ生き残り、なぜ絶滅したか

【著者紹介】
ペンシルヴァニア州立大学名誉教授。古人類学の専門家。『人類進化の空白を探る』(アラン・ウォーカーとの共著/邦訳=河合信和訳/朝日新聞社)でローヌ・プーラン科学図書賞を受賞。

内容説明

ネアンデルタール人絶滅の決定的な要因はヒトがイヌ(オオカミ)を家畜としたこと―従来の説よりも1万年以上古い4万年前にネアンデルタール人は絶滅していたなどの最新の知見をふまえ、「侵入生物」「動物の家畜化」という生態学的な視点から人類永遠の謎を解く。「ネイチャー」「ナショナルジオグラフィック」「ウォール・ストリート・ジャーナル」「オブザーバー」ほか、世界のメディアが驚きとともに紹介!

目次

わたしたちは「侵入」した
出発
年代測定を疑え
侵入の勝利者は誰か
仮説を検証する
食物をめぐる競争
「侵入」とはなにか
消滅
捕食者
競争
マンモスの骨は語る
イヌを相棒にする
なぜイヌなのか?
オオカミはいつオオカミでなくなったのか?
なぜ生き残り、なぜ絶滅したか

著者等紹介

シップマン,パット[シップマン,パット] [Shipman,Pat]
ペンシルヴァニア州立大学名誉教授。古人類学の専門家。著書に『人類進化の空白を探る』(ローヌ・プーラン科学図書賞受賞/アラン・ウォーカーとの共著/河合信和訳/朝日新聞社)ほか多数あり

河合信和[カワイノブカズ]
1947年、千葉県生まれ。1971年、北海道大学卒業。同年、朝日新聞社入社。2007年、定年退職。進化人類学を主な専門とする科学ジャーナリスト。旧石器考古学や民族学、生物学全般にも関心を持つ

柴田譲治[シバタジョウジ]
1957年生まれ、神奈川県出身。翻訳業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yamatoshiuruhashi

47
表題そのままの論旨です。元恐竜少年、要するに進化とか絶滅とかその不思議が好きだった老人にはぴったりの本でした。現生人類はこれまでの地球の歴史の中で最強(最悪?)の「侵入生物」である。その現生人類が圧倒的な侵入者に成り得たのは「家畜化」と言う前例のない他種との連帯形成能力が要因の一つだった。その力の前にネアンデルタール人は敗れ去った。絶滅種についてはどんなに証拠を集めても結局は「推論」でしかないのだろうが、今まで見られなかった「証拠」を論拠とした新説にワクワクでした。2021/03/06

Isamash

39
バット・シップマン(ペンシルヴァニア大名誉教授)女史による2015年著作の訳本。オオカミの家畜化による狩猟の効率化が、ネアンデルタール人の環境変化等による絶滅に拍車をかけたとの仮説を提唱。仮説の正否は判断できないが、古くから人類がオオカミともイヌとも判断できない中間的なものと共存生活をしていたことは興味深い。ネアンデルタール人には家畜化はできてなかったらしく、その差が人類反映に重要だったとの考えらしい。肉食中心らしいが、ネアンデルタールがどういう生活をしていたのか人類祖先とどう関係していたかは興味深い。 2022/09/30

B-Beat

24
ふとしたことが切っ掛けで走るようになってかれこれ4年が過ぎた。その間読む本がランニングのコーチ本や栄養、ボデイケアに関する本が多くなったが、その辿り着いた先がこの手の本。「なぜ人類が現在の地球を牛耳っているのか」なぜ直立歩行するようになったのか。なぜ体毛を退化させ汗をかくようになったのか。より速くより長く走る必要性はどこにあったのか。生まれたばかりの赤ん坊が歩けるようになってすぐに割と重いものを持っても歩けるのはなぜか。そんな疑問に答えてくれる内容満載というのが嬉しかった。2018/09/10

アイアイ

24
ネアンデルタール人は共食いしており現生人類が直接殺害した証拠はなんと残っていないそうだ。4万五千年前から現生人類は骨製の針を使い、長距離を飛ばす狩猟具を使い効率を上げ消費エネルギーを節約し、暖が取れる住居で育児に専念した。人と同じように埋葬されていたオオカミイヌの発見により、人が猟用に改良した生きた家畜の説が語られる。なぜネアンデルタール人は食生活や石器を 何万年も変えず独自の世界にこもり新たな技術を得なかったのか?それは人類と資源が限られ食物競争があり、人間に絶滅させられたに違いない▽図書館2016/06/14

ようはん

17
滅亡したネアンデルタール人と比較して現代人の祖先となる人類は飛び道具使用等の狩猟技術に秀でており、さらに狼を飼い慣らして猟犬とし、マンモス等の狩りの成功率を挙げて豊富な食糧と防寒の毛皮を入手できたのが大きかったというのが著者の結論。タイトル通りに受け取ると現人類が犬を含めた暴力でネアンデルタール人を絶滅させたみたいな殺伐した話になるが、そうならなかったのは少し安心した。2023/01/22

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