アーティスティックスポーツ研究序説―フィギュアスケートを基軸とした創造と享受の文化論

個数:
電子版価格
¥4,950
  • 電書あり

アーティスティックスポーツ研究序説―フィギュアスケートを基軸とした創造と享受の文化論

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年04月25日 14時46分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 413p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784560097656
  • NDC分類 780
  • Cコード C0075

出版社内容情報

スポーツか、アートか――。

 スポーツか、アートか――。フィギュアスケート、新体操、アーティスティックスイミング、ダンススポーツなど、スポーツとアートの重複領域についての初の論考。〈アーティスティックスポーツ〉という身体運動文化を、経営・経済学、法学、社会学、芸術学などを横断して探究する。新進気鋭の若手研究者がスポーツ科学に新たな沃野を拓く画期的な著作。
 本書は全六部構成となっており、その中でアーティスティックスポーツをめぐる「美学論(第Ⅰ部)」、「著作権論(第Ⅱ部)」、「作品批評論(第Ⅲ部)」、「市場経済論(第Ⅳ部)」、「産業論(第Ⅴ部)」、「アーカイブ論(第Ⅵ部)」が次々に展開される。これから先の時代、アーティスティックスポーツの文化はいかにあるべきか――スポーツとアートが汽水域のように交じり合う身体運動文化を永続的に存続させるための創造と享受のあり方について、学際的観点から徹底的に考察していく。スポーツ科学の学術界はもとより、アーティスティックスポーツに関わるすべての人々にとって必読の書となるだろう。

内容説明

スポーツとアートの重複領域についての初の論考。“アーティスティックスポーツ”という身体運動文化を、経営・経済学、法学、社会学、芸術学などを横断して探究する。スポーツ科学に新たな沃野を拓く画期的な著作。

目次

第1部 アーティスティックスポーツという新ジャンル
第2部 著作権法によるアーティスティックスポーツの保護の可能性
第3部 鑑賞されるアーティスティックスポーツ
第4部 スポーツ市場とアート市場を媒介するアーティスティックスポーツ
第5部 アーティスティックスポーツの産業領域
第6部 アーカイブが拓くアーティスティックスポーツの未来

著者等紹介

町田樹[マチダタツキ]
1990年、神奈川県川崎市生まれ。現在、慶應義塾大学、法政大学非常勤講師を務める。2020年3月、博士(スポーツ科学/早稲田大学)を取得。専門は、スポーツ&アーツマネジメント、身体芸術論、スポーツ文化論、文化経済学。かつてフィギュアスケート競技者としても活動し、2014年ソチ五輪個人戦と団体戦共に5位入賞、同年世界選手権大会で準優勝を収めた。2014年12月に競技者引退後は、早稲田大学大学院に進学し研究活動に励むかたわら、プロフェッショナルスケーターとしても自らが振り付けた作品を、アイスショー等で発表。2018年10月にプロスケーターを完全引退した。2020年10月より、國學院大學人間開発学部健康体育学科助教に就任予定(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

171
氷上の哲学者と称されたフィギュアスケーターから学者に華麗なる転身をした町田 樹の博士論文的な著作を読みました。アーティスティックスポーツの競技者としてASの本質を理解しているだけあり、非常に興味深い内容でした。但し、かなり学術的に真面目な内容なので、フィギュアスケートかつ町田 樹ファン以外にはオススメしません。町田 樹は、次のスポーツ庁長官になるかも知れません。 https://book.asahi.com/article/136168432020/10/11

ぐうぐう

27
ずばり野心的な論文である。大胆かつ挑発的な試みでありながらも(いや、だからこそ)町田樹は慌てず丁寧に言葉を選びながら、慎重に論を運んでいく。冒頭、いきなり本論に入るのではなく、フィギュアスケート とは関係のない「汽水域」という言葉の説明から始めるのが、町田のその姿勢を表している。本来入り混じることのない川と海の環境が邂逅する水域である汽水域は、スポーツかアートかを問われるフィギュアスケート をはじめとするアーティスティックスポーツ(AS)を理解する上で、とてもわかりやすい。(つづく)2020/09/15

かりん

6
5:《スポーツであり、アートである。》五輪後に予定していた書籍がなくなり、実演家としての記録を制作陣の名で出していることから、「本人名義の書籍は学術書として出したいのだろう」と推測していました。思いのほか早くに手に取ることができ嬉しい。ASについての様々な切り口からの分析は、実演家時代からのファンだからという点を除いても単純に興味深い。とりわけ、前方リンケージ・後方リンケージの区分がわかりやすく参考になった。リッポンの「牧神の午後」の分析、日本のスケートリンクの現状、統括組織の話も読み応えがあった。A2020/08/09

すいか

2
運動能力と技術の高さだけではなく芸術性も求められるスポーツを「アーティスティックスポーツ」と定義し、美学、法学、経済学、経営学などあらゆる面からのアプローチを試みる。知的冒険としても興味深く読んだが、著者自らが競技者実演家であったフィギュアスケートへの愛着とその振興を願う想いが常に根底にあるのが感動的。アーティスティックスポーツ鑑賞の手引きともなる1冊。2020/08/13

みかん

1
わたしが色々な文脈を巻き込んでスケートのプログラムを批評する試みは間違ってないこと、むしろそれは一定以上の鑑賞能力があってはじめて可能になること、プログラムを「作品」として保存するために必要であることをこの本から学べた いや綿密なリサーチの姿勢とかを学ぶべきであって「町田さんに肯定された」とキャッキャするのはおかしいかもしれないが PCSについて語りたいオタクはみんな読んだ方がいい2022/01/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/15687208
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。