出版社内容情報
「国語」や「標準語」は、どのようなメカニズムでつくられるのか? 本書は、言語政策とその科学的方法を詳しく紹介し、言語と社会の関係を考察するための明快な視座を提供する。
内容説明
「国語」や「標準語」は、どのようなメカニズムから作りだされるのか。本書は、社会言語学の分野で二十世紀後半に誕生をみた言語政策という新しい考えを紹介し、その科学的実践方法を具体的に詳しく解説することで、言語と社会の関係を考察するための明快な視座を提供する。多言語主義やクレオール文化を考えるためにも必読の書。
目次
第1章 言語政策の起源
第2章 多言語状況の類型化
第3章 言語計画の道具
第4章 一言語への働きかけ(コーパス)
第5章 諸言語間の関係への働きかけ(ステータス)
結論
著者等紹介
西山教行[ニシヤマノリユキ]
1961年生。1991年明治大学大学院文学研究科仏文学専攻博士後期課程満期退学。新潟大学経済学部助教授。フランス語教育学・言語政策・フランコフォニー専攻。主要著書に『ヌーヴェル・シャンソンによる現代フランス語スケッチ』(共著、第三書房、1997年)
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