出版社内容情報
「西洋史研究のための基礎知識」といっても過言ではないカトリック神学の歴史、性格、方法、現在の見取り図を目配りよく概説。『神学大全』への理解を深化させるためにも最良の入門書。
内容説明
「西洋史研究のための基礎知識」―カトリック神学の、その歴史、性格、方法、そしてフェミニスト神学にまで及ぶ現在の見取図を、本書は、目配りよく紹介。はたして、「神学する」とはどういうことか?『神学大全』(トマス・アクィナス)への理解を深化させるためにも最良の入門書。
目次
第1章 語と事象
第2章 歴史的展開
第3章 学問と知恵
第4章 源泉と方法
第5章 現代神学の趨勢と諸問題
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
paumi
4
最近A・E・マクグラスの「キリスト教神学入門」を読んだのですでに予備知識はあり、本書をすらすらとすぐに読み終えることが出来た。感想としては、やはりカトリック的な考え方だな~、プロテスタントが反抗しそうな神学だな~、と思ったし本書にもそう書かれていた。一つ具体例を挙げると聖書と教会の権威とか。聖書の神の声は教会を通して我々に伝わる、というカトリックの考えが聖書の権威が一番上にあるプロテスタントとの大きな違いだ。両者はわかりあえるか?そのために諸宗教対話がある。私はカトリックだが、プロテスタントも理解したい。2020/09/21