小説 恋愛をめぐる24の省察

小説 恋愛をめぐる24の省察

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  • サイズ B6判/ページ数 287p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560046487
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

 旅客機で隣合った彼女に、「僕」は税関を出たとたんに恋をした。運命的な出会い? ここから恋愛に関する僕の哲学的考察が始まる。ラブストーリーを読みながらプラトンからニーチェ、果てはマルクス兄弟にまで至る西洋思想のおさらいが出来てしまう面白くためになる新しい小説!

内容説明

ラブ・ストーリーを読みながら西洋思想のおさらいができる、すこぶるユニークな小説。恋人との出会いから別れまでさまざまな愛の局面を、プラトン、モンテーニュ、ニーチェなど「知の定番」と戯れつつ考察する俊英の処女作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヘラジカ

50
形状の定まらない「恋愛」というものに輪郭を与えてくれるソフトな哲学小説。文学的な格調高さという点では我がバイブル、ロラン・バルトの『恋愛のディスクール』には及ばないが、分かり安さ・取っつきやすさでこちらは万人にお勧めできる。出会いから破局までのプロセスは到ってありきたり。だからこその非常なリアリティが我が身に訴えかけてくるように感じた。それ故17章以降は自らの経験も思い出され、これ以上ないほどに読むのが辛く気分が沈んだ。つまるところ恋愛とは「二人で一つの世界を創造する」この言葉に集約されるとしておきたい。2019/02/16

5

2
訳者あとがきにあるように、これは「一人の女性と出会い、つきあい、別れるまでのごく平凡な一連の過程」の話。しかしその語られ方は全く非凡としか言いようがない。どの章にも発見と、よくぞ私の心を翻訳してくれた!と喝采を送りたくなるような歓喜と昂奮がある。訥々と思索する哲学ではなく、文学のエッセンスを味わえる哲学はこんなにも有り難いのだなぁ。2017/03/12

ハン き

0
疲れた。哲学的に出会いから別れ、傷心、新たな出会いを考えるとこの本になるのだろう。私が小説の好きなところ、こういう気持ちを言葉で綺麗だったり、楽しく表現してみたよ。ってところが好き。だから、現実的過ぎて読みにくくて、疲れた。2023/12/29

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