ヘルベルト・フォン・カラヤン〈上〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 632p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560038468
  • NDC分類 762.346
  • Cコード C1073

出版社内容情報

綿密な調査に加えて、カラヤンと共演した多数のアーティストの証言をもとに「マエストロ」の全体像を描く壮大な伝記。レコーディング歴を克明に追っているのも本書の大きな魅力。 【上巻のおもな内容】 ナチ入党のいきさつ、アーヘンの音楽監督を皮切りに、フルトヴェングラーとの対決、フィルハーモニア管弦楽団との日々……など。

内容説明

精妙さをきわだたせた名演奏を遺した「帝王」60年の音楽生活の全貌!ナチ入党のいきさつ、アーヘンの音楽総監督を皮切りに、フルトヴェングラーとの対決、フィルハーモニア管弦楽団との日々…。

目次

1 1908年‐1945年(戦争の気配;日曜日の子供;愛弟子;ザルツブルクの教育;ウィーン ほか)
2 1945年‐1956年(エプステイン大尉のジレンマ;尋問;イギリスから来た男;理想的なパートナー;新しい音楽―立腹といさかい ほか)

著者等紹介

木村博江[キムラヒロエ]
1941年生。国際基督教大学卒。翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のっち♬

110
膨大な資料引用は何冊も併読した感覚になる充実度。上巻はウィーン国立歌劇場芸術監督就任まで。若い頃は職探しに苦労を重ね、身についた忍耐力と慎重さが大成の鍵になったようだ。大きな影を落とすのが雇用条件のナチ入党。ゲッベルスとフルトヴェングラーに嫌われて散々根回しされても屈せずのし上がるカラヤンはやはり非凡。誰の前でも学ぶことも試すことも厭わない姿勢も貢献しただろう。当時のシビアな業界事情も読みどころで、彼の権力欲や矛盾を抱えた精神と芸術観のルーツが浮かび上がる。厄介な人間関係と気質に翻弄されるレッグも苦労人。2022/03/21

ケイトKATE

6
カラヤンに関する本は絶賛か批判か極端に分かれることが多いが、オズボーンの伝記は非常に冷静である。オズボーンはカラヤン本人の証言や家族、関係者の証言を軸にカラヤンの生涯を描いている。上巻ではカラヤンとナチスの関わりが詳しく書かれている。オズボーンはカラヤンがナチスに入党していることを認めているが、仕事上の都合で入党しておりナチズムに心酔していなかったと結論を出している。私はオズボーンの意見に賛成である。カラヤンは生涯において数多くの演奏家と共演しているが非常に国際色豊かである。2019/07/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/242319
  • ご注意事項