シラノとサムライたち

シラノとサムライたち

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  • サイズ B6判/ページ数 217,/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784560032435
  • NDC分類 772.35
  • Cコード C1074

出版社内容情報

 1900年、パリ万博での川上音二郎・貞奴一座公演は、ピカソに素描を残させ、ジッドに感銘を、ルナールに嫌悪を与えた。日仏演劇交流史の「厖大な資料を掘り出し整理し、これらを総合して一つの教訓を導き出し」(レヴィ=ストロース序文)、ジュブネル賞を受賞した興味深い論考。

内容説明

日本人としてはじめて、アカデミー・フランセーズよりロラン・ド・ジュヴネル賞を受賞した、日仏演劇交流の足跡をたどる興味深い論考。

目次

序章 浮世絵の影
第1章 1900年 ロイ・フラー座の貞奴(1900年以前の日本の演劇;アンドレ・ジイドとジュール・ルナールの場合;批評欄の感動;貞奴とベル・エポックの芸術家たち)
第2章 発見から理解へ(実習期〈体験で身につけたもの〉;1930年、ビガール座の『勧進帳』;演出家たちの接近)
終章 欧化政策の影、そして全体演劇に向けて(欧化政策の影;そして全体演劇に向けて)