出版社内容情報
現在の農地法に代えて、借地主義に貫かれた新らしい農地制度を提唱。イギリス、ドイツ、中国の土地制度と運用から、「土地所有は社会的義務を負う」という原則に学び、日本の土地問題解決のための重要な示唆を得る。
内容説明
本書では大土地所有・大経営のイギリス、中土地所有・中経営のドイツ、それに長期的には国内農業の確保と食料増産が重要な課題になっている社会主義国・中国とをとりあげて、土地問題にどう対処したかを探っている。
目次
第1章 現代日本の土地政策―なにを変えなければならないのか
第2章 資本家的借地経営の土地問題とその後―イギリス
第3章 土地利用の理念と現実―ドイツ
第4章 市場経済化に向けた土地利用システムの模索―中国