内容説明
ケアということばは、医療、看護、福祉、心理、保健、教育、哲学、宗教などの分野で使われ、広く深い意味をもっています。本書は、ケアの意味を学際的立場から探ろうとした野心的な書物である。
目次
第1章 看護の中のケア
第2章 ターミナル・ケアについて―臨床死生学と臨床哲学との接点
第3章 看護の質とケア
第4章 患者は私に何を伝えようとしたか
第5章 ブリコラージュ的介護に向けて―老いと介護の「脱構築」
第6章 ケアとは何か―クーラ寓話を手がかりとして
第7章 現代医療とケアの倫理
第8章 終末期の患者像について
著者等紹介
平山正実[ヒラヤママサミ]
1965年、横浜市立大学医学部卒業。現在、東洋英和女学院大学大学院教授。精神医学・死生学
朝倉輝一[アサクラコウイチ]
1993年、東洋大学大学院文学研究科哲学専攻博士後期課程単位取得退学。現在、東洋大学、成田赤十字看護専門学校、浦和学院専門学校看護科非常勤講師
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