当事者視点で考える性と労働<br> セックスワーク・スタディーズ―当事者視点で考える性と労働

個数:

当事者視点で考える性と労働
セックスワーク・スタディーズ―当事者視点で考える性と労働

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月18日 16時02分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 254p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784535587243
  • NDC分類 673.9
  • Cコード C3036

出版社内容情報

性(Sex)と労働(Work)をめぐって現場で蓄積されてきた知をもとに、セックスワーク研究を切り開くはじまりの一冊。

はじめに

第0章 セックスワークという言葉を獲得するまで
―1990年代当事者活動のスケッチ/ブブ・ド・ラ・マドレーヌ


▼第1部 社会の中のセックスワーク
第1章 誰が問いを立てるのか
―セックスワーク問題のリテラシー/要友紀子

第2章 セックスワーカーとは誰のことか
―社会の想定からこぼれるワーカーたち/宇佐美翔子

第3章 なぜ「性」は語りにくいのか
―近代の成り立ちとセックスワーク/山田創平

第4章 法規制は誰のためにあるのか
―セックスワークをめぐる法の歴史と現在/松沢呉一

コラム トランスジェンダーとセックスワーク/畑野とまと


▼第2部 セックスワーカーの権利を守るには
第5章 性の健康と権利とは何か
―権利主体としてのセックスワーカー/東優子

第6章 セックスワーカーへの暴力をどう防ぐか
―各国の法体系と当事者中心のアプローチ/青山薫

第7章 どうすれば安全に働けるか
―セックスワーカーの労働相談と犯罪被害/要友紀子

コラム ウリ専経営者から見える業界の今とこれから/篠原久作


▼第3部 セックスワーカーとの関わりかた
第8章 合意とは何か―性が暴力となるとき/岡田実穂

第9章 当事者とどう向きあうか
―セックスワーカーと表現/げいまきまき

第10章 セックスワーカーにどう伴走するか
―当事者による経験の意味づけ/宮田りりぃ

コラム 児童自立支援施設からの報告/あかたちかこ


▼付録
用語集
日本の性風俗年表
日本の性風俗産業の構成
SWASH WEB資料案内
おわりに

SWASH[スウォッシュ]
編集

内容説明

性(Sex)と労働(Work)をめぐる現場で、いま、何が問題になっているのか?どう解決するのか?性風俗や性売買にまつわるステレオタイプをくつがえし、当事者視点で大胆に問いを立て直す。セックスワーク研究を切り開く、はじまりの一冊。

目次

セックスワークという言葉を獲得するまで―1990年代当事者活動のスケッチ
第1部 社会の中のセックスワーク(誰が問いを立てるのか―セックスワーク問題のリテラシー;セックスワーカーとは誰のことか―社会の想定からこぼれるワーカーたち;なぜ「性」は語りにくいのか―近代の成り立ちとセックスワーク;法規制は誰のためにあるのか―セックスワークをめぐる法の歴史と現在)
第2部 セックスワーカーの権利を守るには(性の健康と権利とは何か―権利主体としてのセックスワーカー;セックスワーカーへの暴力をどう防ぐか―各国の法体系と当事者中心のアプローチ;どうすれば安全に働けるか―セックスワーカーの労働相談と犯罪被害)
第3部 セックスワーカーとの関わりかた(合意とは何か―性が暴力となるとき;当事者とどう向きあうか―セックスワーカーと表現;セックスワーカーにどう伴走するか―当事者による経験の意味づけ)
付録

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

松本直哉

33
「自分はやりたくない仕事」「尊厳をドブに捨てるようなもの」と感じるのは自由だが、それは個人の道徳観で、万人に強いる筋合いのものではない。貧困のはてに意志に反して働かされる「かわいそうな」事例ばかりが強調されて誤解を生んでいるし、自己責任だから性病になってもしようがないというのも冷酷な議論。慰安婦問題でもそうだが、強制か否か、はっきり線引きできるものだろうか。我々の日常の多くの選択がそうであるように、強制と自発のあいだにはグラデーションがあり、むしろどちらでもない中動態的な行為の方が多いのではないか2020/08/17

キョートマン

14
ほとんど反射的ともいえるこの手の分野への軽蔑感は一体どこから湧くものなんだろうか?それをどうにかしないことには、この本で目指してるような社会的認知は獲得できないと思う。2021/08/20

kri

9
性風俗産業に従事する様々な人たちを労働者として捉えたとき当然守られて然るべき「安全・健康」などが適用されていない。別の世界の存在として認識しているからだ。発生する被害は全て自己責任であるかのように。風俗に足を踏み入れた人を取り上げても貧困問題だけにスポットが当たり、その労働環境を問題視することはない。どんなトラブルや改善点があるのかを具体的例を挙げて書いていて、勉強になった。女性の性の〈商品化〉という視点から根絶すべきでは?と思ってきたが、もっと複雑な議論が必要だと考えさせられた。日本評論社がんばってる!2019/10/15

もてぃ

7
全く知らない関わったこともない生業の当事者や支援者が様々な視点からセックスワークについて語っていて、こう言って良いのか分からないが面白かった。他の産業で健康被害が発生した場合は労災として認定して再発防止のための法律やシステムが制定される(あるいは理想的にはそうすべきとされる)のに、セックスワークの場合一足飛びに廃業論に向かうのは確かにおかしい。そこには性的なことは親密な相手と自宅のベッドで行うべきというイデオロギーや、性的なことをサービスとして売ることに対するタブー視などが存在する。 2021/06/05

おでんのたまご

7
「貧困女子」とタイトルにつくルポ本を何冊か読んで、悲惨な現場で働く人たちを知った。さらに当事者はどう考えているのか、何が必要なのか具体的に知りたくてこの本を手に取った。先に読んだ本とはまた違う現実がそこにはあった。働いている事情も仕事に対する捉え方もさまざまで、でもそれって他の仕事でもそうだよね。その仕事が存在してる限り、そこで働く人の安心安全が保障されるようになるべき。2021/03/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13094864
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。