内容説明
精神医学を切り拓いてきた偉人たちの肖像を通じて、「こころの科学」の“いま”を明らかにする。
目次
ピネル
シャルコー
クレペリン
フロイト
ブロイラー
ジャネ
アドラー
ベルガー
森田正馬
ユング
ビンスワンガー
ヤスパース
カナーとアスペルガー
ミルトン・エリクソン
ラカン
ベック
著者等紹介
酒井明夫[サカイアキオ]
岩手医科大学神経精神科学教室教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とくま
4
×P2。 これはまとまっていて、面白そう。2018/04/20
うえ
3
「19世紀の終わり、人々の興味を大きく引きつけ、盛んに研究されたものに性心理学と夢とがあった。…フロイトの『夢判断』もそうした流れから生まれたものであろう。なぜ人間は夢などというおかしなものを見るのか。フロイトの答えは「夢は隠された願望の充足である」というものだった。このテーゼはあまりにも有名である。…このテーゼは、人間の生の最大のモチーフは「願望の実現」で、したがって人間の精神活動はそれを目指して営まれ、夢もまた精神活動のひとつであるからには、それをモチーフとしているにちがいないという意味で…正しい。」2023/03/03