反グローバリズムの開発経済学

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  • サイズ A5判/ページ数 266p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784535552555
  • NDC分類 333.8
  • Cコード C3033

内容説明

内外の研究者11人による、主流派経済学の限界を超えた新たな開発論の試み。

目次

グローバリズムと開発主義のゆくえ
1 開発の新たな分析枠組み(開発国家を超えて―開発の政治経済学のために;アジアは開発のアジア的な道を示せるか―危機のなかの企業統治と制度間摩擦)
2 グローバリズムの帰結(もうひとつの「失われた10年」―1990年代のアルゼンチン経済;アジア危機後の韓国の国家と開発;知的財産権の保護で苦境に立つ途上国の技術創造―メキシコおよび韓国の経験とその教訓)
3 経済発展経路の同化と異化(東アジア・モデルの何が残るのか;中国経済システムの新たな進化―公企業の民営化;ラテンアメリカ化するアジア?―「ブラジルの奇跡」の教訓)
4 新自由主義への対抗戦略(ネオリベラル金融統合と振興経済の金融危機;市場立脚型金融システムと銀行立脚型金融システム―そのルーツを学説史のなかにたどる;東アジアと地域主義の展開)

著者等紹介

野口真[ノグチマコト]
1948年生まれ。文教大学国際学部教授などを経て1998年より専修大学経済学部教授。東京大学博士(経済学)。2003年4月逝去

平川均[ヒラカワヒトシ]
1948年生まれ。東京経済大学などを経て2000年より名古屋大学大学院経済学研究科附属国際経済動態研究センター教授。京都大学博士(経済学)

佐野誠[サノマコト]
1960年生まれ。外務省専門調査員などを経て1998年より新潟大学経済学部教授。東北大学博士(経済学)
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