目次
序章 本書への誘い
第1章 震災に対する国家と法の守備範囲
第2章 危機管理体制と超大規模災害対策基本法の提唱
第3章 緊急救援のための超大規模災害救助法の提案
第4章 安く、早いまちづくり、復興の提案
第5章 復興計画と地方自治・財源
終章 危機迫る、関東・東海大震災など対策特別立法の提言
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
卓ちゃん
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防災関係のさまざまな著作で引用されているので、読ませてもらった。筆者の作品は初めて読んだが、災害の専門家でもないはずだろうに、幅広い知識と見識の深さに圧倒された。人の心理をよく洞察されており、人がどのような思いで生活しているか、どのような政策をとると被災者を真に支援してあげられ社会の復興につなげられるか、災害対応への有益な提言を数多くなさっている。阪神・淡路大震災から二十数年の間、災害法制は、災害が起きるたびに改正されたり、新規立法されたりし続けているが、筆者の提言が具現化したのは、ごくわずかのようだ。2022/02/25