内容説明
国営企業の腐敗、著しい所得格差、政治面の不満―。反日デモの裏には、病める政治経済システムがある！見えざる課題を明らかにし、対策を的確に示す本格的中国経済論。
目次
第１章 成熟した資本主義に向けて―問われる効率、公正と安定
第２章 民営化による効率化―国有企業革命
第３章 市場経済の担い手―民営企業
第４章 市場経済移行への最優先課題―国有商業銀行改革
第５章 問われる安定性―マクロ経済政策改革
第６章 効率一辺倒から公平へ―所得格差是正
終章 避けられない政治改革―法治と民主化
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Haruka Fukuhara
3
「中国経済の現状は、共産党と政府の公式見解である「社会主義の初級段階」というより、「原始資本主義の段階」と言うほうが似つかわしい。」（１７頁）２００５年刊。2017/03/29
