出版社内容情報
5G、AI、サブスクリプション……。
「デジタルトランスフォーメーション」に必要なのは、「デジタルの知識」ではなく、問題を正しく定義し向き合うことだった。数々の現場で課題に向き合ってきた著者が、90日でできるDXの方法を伝授する。
◆2020年春、5Gの普及が本格的にスタートする。それに伴い、IoT・サブスクリプション・AI・D2C・OMO・MaaSなど、デジタルトランスフォーメーション(DX)を迫る流れは加速する。このような時流のなかで、企業はどんな戦略を描き、戦術を選び、目標を定めればいいのか。元リクルート最年少執行役員で、現在はDXの専門集団Kaizen PlatformのCEOを務める須藤憲司氏が、中国・シリコンバレーなどをふくむ豊富な海外事例と、自社事例を交えて解説する。
◆「DXを自分達で引き起こさない限り、他社が引き起こす社会変革の波に巻き込まれる」と著者は主張する。日本では、「メルカリ」の登場で子ども服やベビーカーを取り扱っているブランドが業績を下げた。子ども服は子どもの成長によってすぐに使えなくなるため、中古市場に出回りやすく、ベビーカーは作りがしっかりしているから古いものでもいいし、使い終わった後は高く売れる。メーカーは、自分たちのビジネスがメルカリに破壊されるなんて多分考えていなかったはずだ。DXは「誰か」が必ず引き起こしていく津波のような大きなトレンドであり、その影響を受けない個人、企業、産業、国家は存在しない。
【DX達成までの5ステップ】
1モバイルを中心に考える2動画活用(顧客体験のリッチ化)3データ活用4リアル接続5ビジネスモデル変革
本書の特長は、他部署を巻き込み、達成の難易度もあがる4や5に取り組む前に、小さく早く改善が期待出来る1‾3までを細かいステップに分け、90日で達成できるように紹介していることだ。1‾3のステップを達成していくことによって、4や5に取り組むための着実な土台をつくることができるようになる。
内容説明
5G到来によるデジタルの環境変化が加速するなか、失敗しないDX推進のために企業や個人がどのように動けば良いかを解説した「DXの教科書」です。デジタルの潮流を読み解く「10のキーワード」も紹介。豊富な図表と丁寧な解説で、テクノロジーに詳しくない方でも理解できます。実際の企業の事例をもとに解説。担当者のインタビューも交えながら、DXをどのように成功に導いたのか「生の声」を掲載しています。DXを成功を導くための方法を、「つまずくポイント」と共にまとめています。
目次
1 デジタルが巻き起こした新潮流(DX推進で絶対に避けるべきワナ;DXの波は、なぜ起きたのか? ほか)
2 なぜ企業はDXでつまずくのか?(DXには進めるべきステップがある;顧客体験から事業を再定義する ほか)
3 デジタルの潮流を読む「10のキーワード」(共通するポイントは「コネクテッド」;シェアリングエコノミー ほか)
4 DXの企業事例を見てみよう(国内でも進むDXプロジェクトを知る;SOMPOひまわり生命保険 ほか)
5 90日でできる「DX計画戦略マップ」に挑戦しよう(なぜ「90日」に限定するのか?;「事業構造」と「中期的なゴール」を描き出す ほか)
著者等紹介
須藤憲司[スドウケンジ]
2003年に早稲田大学を卒業後、リクルートに入社。同社のマーケティング部門、新規事業開発部門を経て、リクルートマーケティングパートナーズにて執行役員として活躍。その後、2013年にKaizen Platformを米国で創業し、現在は日米2拠点で事業を展開。WebサービスやモバイルのUI改善をする「Kaizen Platform」、動画広告改善の「Kaizen Ad」、世界40カ国1万人以上のDX専門人材ネットワークからクラウド上で企業のDXプロジェクトを支援する「KAIZEN TEAM for X」を提供(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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yamatoshiuruhashi
ま
ireadertj
無理矢理読書会@半田建設
ぶう